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MSI「MAG 322URDF E16」レビュー

ゲーミングモニター選びは解決!31.5インチで4K160HzとフルHD320Hzに両対応。GTGだって0.5mで欲しい機能を詰め込んだ決定打の1台

2025年09月24日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

一石二鳥なディスプレーでゲーミング問題を解消

 ゲーミングディスプレーを選ぶ際、まず気にするのは応答速度とリフレッシュレートだろう。特にFPSゲームを好むユーザーなら、残像感の少ない高速な応答速度と高リフレッシュレートがあれば、動きが滑らかで自然になり、敵の動きを把握しやすくなる。

 一方、高解像度になると応答速度は変わらないものの、リフレッシュレートはあまり上げられない。4KはフルHDの4倍の画素数になるため、フルHDと同等のリフレッシュレートにするためには、4倍働かなければならなくなる。技術的にもコスト的にも難しいため、高解像度モデルだとリフレッシュレートが抑えられる傾向にある。

 最近のゲームは高解像度で美麗なグラフィックを売りにするものもあり、大画面高解像度のディスプレーを選びたいところだ。しかし、FPSゲームもプレイしたいからリフレッシュレートを考えると、一歩を踏み出せずにいるユーザーも多いのではないだろうか。

 そんな、悩みを抱えている人に朗報。高解像度でありながら、低解像度時には高リフレッシュレートで動作するデュアルモードを搭載したエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)の「MAG 322URDF E16」なら、どんなタイプのゲームにもマッチする。まさに一石二鳥なディスプレーなのだ。

4K表示では160Hz、フルHD表示だと320Hz駆動

MSI「MAG 322URDF E16」は31.5インチRAPID IPSパネル採用の4K解像度ゲーミングディスプレー

「MAG 322URDF E16」は、31.5インチRAPID IPS液晶パネルを採用している。4K(3840×2160)解像度で、応答速度は0.5ms(GTG)。輝度は400nitのDisplayHDR 400に認定されており、最大発色数は約10億7300万色。色域カバー率は、sRGBが100%、AdobeRGBが93%、DCI-P3が99%となっており、若干AdobeRGBが低いもののクリエイティブな作業にも十分利用できるレベルだ。

発色もよく、HDRにも対応しているので、クリエイティブな作業にも向いている

 一方で、フルHD解像度(1920×1080)に切り替えられるデュアルモードを搭載しており、その場合はリフレッシュレートが320Hzと4K表示の倍の速さで駆動するため、FPSゲーム愛好家にも十分満足できる。このため、プレイするゲームに応じて自由に切り替えられ、高解像度でプレイするディスプレーとFPSゲーム用ディスプレーといった2つのディスプレーを揃える必要がなくなる。

 切り替えも簡単で、OSD操作用に採用されているスティックタイプのナビキーを左右に倒して選択するだけだ。4KとフルHDを自由に行き来できるため、ストレスなく利用できるだろう。

OSD操作に利用されるスティックタイプのナビキー。デュアルモードの切り替えは、スティック操作だけで簡単に切り替えられる

 さらに、PCとUSB接続して「Gaming Intelligence」アプリを導入することで、キーボードやマウス操作で切り替えが可能だ。OSDで操作できる各種設定もアプリから変更できるため、非常に楽である。対応グラフィックボードとの組み合わせで、カクつきやティアリングを抑える「Adaptive-Sync」機能や、暗いシーンでも見やすく調整する「AIビジョン」機能のほか、目の疲れを低減する「ブルーライトカット」や「アンチフリッカー」なども用意されている。

「Gaming Intelligence」アプリの画面。USBケーブルを接続すると、アプリのダウンロードが促される。ディスプレーの各種設定は、このアプリで変更可能だ

インターフェースは、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a×1、USB 2.0 Type-A(USBハブ)×2、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力×1を備えている。

インターフェースは左から、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a×1、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、USB 2.0 Type-A(USBハブ)×2、ヘッドホン出力×1。電源は内蔵タイプだ

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