XREAL「XREAL One Pro」
今一番完成度が高いと評判のARグラス 「XREAL One Pro」を試してみた【果たして仕事にも使えるのか?】
2025年09月27日 17時00分更新
XREAL One Proは、前モデルから大きく改良されています。特に視野角の広さや光の映り込みの少なさは、装着してすぐに、その変化を体感できるレベルです。重量感も気にならず、薄型モジュールのおかげで「デバイスをかけている」というよりも、普段のサングラスを着けているような感覚に近い印象です。
以下で、XREAL One Proのメリットとデメリットを紹介します。購入を検討している人は、ぜひ参考にしてください。
XREAL One Proを使う3つのメリット
ポイント(1)視野角は最強クラス
装着してすぐに「広い!」と感じたのが57度の視野角です。従来のARグラスは「もう少し広ければ……」と感じることが多かった印象ですが、本モデルは画面が目の前に広がり、ウィンドウが窮屈に感じません。IPD(瞳孔間距離)をMサイズ(57〜66mm)、Lサイズ(66〜75mm)から選べるのも実用的で、自分の目に合わせて調整できます。
高性能な最新モデルだけあって価格は高めですが、AR体験の質を重視するなら納得の価値があります。動画視聴や作業用ディスプレーとしても、これまで感じていた窮屈さはありません。
ポイント(2)ケーブル一本で即接続
USB Type-C対応のPCやスマホにつなぐと、すぐに画面が映し出されます。「え、これだけ?」と驚くほどシンプルな接続方式です。遅延も少なく、文字や映像の動きが自然に見えるので、外部ディスプレーの代わりとしても十分使えます。
すぐ使えるのはかなりの利点で、外出先で動画を楽しみたいときや、仕事で資料確認をしたいときも道具感覚で使えるのが便利です。セットアップの手間が少ないため、普段からメガネをしている人であればデバイスを使うという感覚ではなく、いつもの動作で使える気軽さです。
ポイント(3)外出していても使えるデザイン
従来製品より投影部が薄くなったことで、目に近い位置で装着できます。投影部が目から近い位置になったことにより、外部から覗かれにくい設計になったのもグッドで、周囲の視線を気にせずに使えます。一般的なサングラスよりも少しクセがありますが、カフェや電車で身に付けていても気にならないでしょう。
筆者は電車の移動中にアニメや映画を視聴してみましたが、やはり快適でした。デザインに慣れれば、日常生活のさまざまなシーンで活躍してくれます。
購入時に注意すべき側面
ポイント(1)メガネ併用は注意
普段メガネをかけている筆者には、メガネの上から装着するのはやや使いづらいと感じました。長時間の使用では圧迫感を感じることもあり、レンズに傷がつく可能性もゼロではありません。
メガネを使用している人は、装着感を事前に確認した方が安心です。クリアな映像を楽しむためには、専用レンズや裸眼での使用を検討するとよいでしょう。
ポイント(2)価格はやや高め
性能の高さは十分に感じましたが、それでも8万4980円という価格は気軽に手を出せるものではありません。「移動中もラクに仕事がしたい」「映像体験を大きく変えたい」と、使用目的がはっきりしている人には十分価値がありますが、試しに使ってみたいだけの人には手が出しにくい金額です。
ARグラスを購入する場合は、購入目的を明確にしたうえで検討するのが良さそうです。性能と価格を天秤にかけて、自分に合うかどうか判断しましょう。
■Amazon.co.jpで購入
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります







