10倍ズームはハーフマクロも搭載です
速報:Sigmaが世界初の超広角10倍ズーム「20-200mm」&大口径「135mm F1.4」など新レンズ3本を9月25日に発売
2025年09月09日 17時00分更新
シグマは9月9日に、世界初の製品を含むフルサイズミラーレスカメラ用レンズ3本を発表した。
「Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporary」は、世界で初めて広角端20mmと10倍ズームの両立を実現したフルサイズ用高倍率ズームレンズ。
「Sigma 135mm F1.4 DG | Art」は、AF対応の135mmレンズとして世界で初めて開放F値1.4を実現。
「Sigma 35mm F1.2 DG II | Art」は、2019年に世界初のミラーレス用35mm F1.2として発売した35mm F1.2 DG DNの後継機で、小型軽量化を実現している。
価格はオープンプライスで、Sigmaオンラインショップの販売価格は20-200mmが14万3000円、135mmが33万円、35mmが24万7500円。すべて、Lマウント及びソニーEマウント用で9月25日発売の予定。
世界初・超広角からの10倍ズームレンズ
「Sigma 20-200mm F3.5-6.3 DG | Contemporary」
世界で初めて超広角20mmからの10倍ズームを実現した高倍率ズームレンズ。1本で超広角20mmから望遠200mmまでをカバーするので、広い画角で収める壮大な風景写真から、被写体との距離にとらわれないアクティブなスポーツ撮影、さらには最大撮影倍率1:2を活かしたクローズアップまで対応できる。徹底した小型・軽量設計で全長115.5mm、重さ550gとなっている。
最短撮影距離は16.5cm(焦点距離28mm時)で、25cm(W)-65cm(T)。焦点距離28mmから85mmにおいて最大撮影倍率1:2を実現するので、被写体に寄って背景を大胆に取り込むワイドマクロから、自然な距離感で被写体を引き立てる中望遠マクロまで、画角の違いを活かした多彩なハーフマクロ撮影が可能だ。
レンズ構成:14群18枚(FLDガラス1枚、SLDガラス3枚、非球面レンズ4枚)
画角:94.5-12.3°
絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
最小絞り:F22-40
最短撮影距離:16.5cm (焦点距離28mm時)、25cm(W) - 65cm(T)
最大撮影倍率:1:2(焦点距離28-85mm時)
フィルターサイズ:φ72mm
最大径×長さ:φ77.2×115.5mm
質量:550g
世界初のAFレンズ登場
「Sigma 135mm F1.4 DG | Art」
135mmレンズとして世界で初めてF1.4を実現したAFレンズで、ポートレート撮影において卓越した表現力を発揮する大口径レンズだ。大きなボケと、どこまでも緻密に描写する圧倒的な解像力が生み出す立体感を生む。
135mmならではの自然なパースペクティブと適度な撮影距離、さらにF1.4の明るさが生む豊かなボケが被写体を際立たせ、F1.8とは一線を画す描写を提供する。
4枚の大型FLDガラスに加え、異常分散性の高いガラスを配置し、大口径望遠レンズで目立ちやすい軸上色収差を徹底的に補正。色にじみのない澄んだボケを実現。さらに、口径食を抑制した設計により周辺部でも円形に近い自然なボケを描き出し、開放を活かした撮影が可能となる。13枚の絞り羽根が、円形のボケを保つ。
2つのフォーカスレンズ群を独立して動かすフローティングフォーカス機構を採用することで、フォーカス全域で高い解像性能を維持。2つのフォーカス群それぞれをリニアモーターHLA(High-response Linear Actuator)で駆動するデュアルHLAを採用。高速かつ高精度なAFを実現している。
レンズ構成:13群17枚(FLDガラス4枚、非球面レンズ2枚)
画角:18.2°
絞り羽根枚数:13枚(円形絞り)
最小絞り:F16
最短撮影距離:110cm
最大撮影倍率:1:6.9
フィルターサイズ:φ105mm
最大径×長さ:φ111.7×135.5mm
質量:1430g
描写を高めながら小型軽量化
「Sigma 35mm F1.2 DG II | Art」
2019年に発売した世界初のミラーレス用35mm F1.2の後継機で、6年で積み重ねた最新技術を惜しみなく投入することによって、より高い光学性能はもちろん、約30%の軽量化という大幅なサイズダウンを実現した。
フォーカスブリージングも抑制されているので、動画撮影でも性能を活かすことができる。明るさ、光学性能、小型軽量、操作性、すべてを妥協することなく仕上げたF1.2大口径広角レンズだ。
SLDガラスや異常分散性の高い高屈折率ガラス、4枚のガラスモールド両面非球面レンズを採用することで軸上色収差やサジタルコマフレアを補正しつつ、大幅な小型化を実現した。諸収差の補正により、ピント面のシャープさは向上、色にじみや二線ボケを抑えた美しいボケ味も実現する。
2つのフォーカス群を独立して移動させるフローティングフォーカス構成の採用により、フォーカス群の重さを大幅に軽減。さらに4枚の非球面レンズや高屈折率ガラスの使用や各レンズの薄型化を徹底することにより、従来機種と比べて約30%の軽量化と約20%の全長短縮を実現している。
レンズ構成:13群17枚(SLDガラス1枚、非球面レンズ4枚)
画角:63.4°
絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
最小絞り:F16
最短撮影距離:28cm
最大撮影倍率:1:5.3
フィルターサイズ:φ72mm
最大径×長さ:φ81.0×111.4mm
質量:755g
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