趣味の工作だと「見た目は気にしない」という人は結構います。例えば電子工作だと、回路基板を裸のまま使うといったものですね。もうちょっとマシになると、基板に足を付けたり、ケーブルを束ねたりしますが、裸のまま使うという点では変わりません。
ちゃんとしたケースに入れない理由はいろいろありますが、「加工が大変だから」という理由は確実に上位に入るでしょう。とくに慣れないうちは、単純な穴あけでも失敗してしまいがち。横一列にLEDを並べるはずが高さも間隔もズレてしまう、隣の部品サイズを考慮し忘れ、パーツがぶつかって入らない……なんていう失敗はやりがちです。また、スイッチ用に四角い穴を作ろうと頑張り、ヤスリで形状を整えていくうちにサイズオーバーしてしまう、といった失敗も、あるあるです。
ちゃんと穴を開けられる人になりたい
ケースの加工は、失敗したらそこまで。やり直しできないことがほとんどですから、できるだけ加工を避けたくなります。結果、ケースに入れてもフタは閉めず、半開きにして隙間からケーブルやスイッチを引き出すだけにしたり、もしくは、最初からキレイな加工は諦め、ニッパーで適当にパチパチ切り取っておしまい……みたいな中途半端なものに落ち着いてしまいがちです。
自分が使うだけだからこれで十分、というのもわかります。しかし「できるだけキレイに仕上げたい」と思う心も残っているハズ。
そこで、穴あけや切り取りを得意とする工具を使ってみるのはどうでしょうか。そんな工具の1つが、金属やプラスチックの薄板加工を得意とするハンドニブラーです。
エンジニアの「TZ-20」(Amazon価格1589円)をお借りしたので、このハンドニブラーがどんな工具なのか、紹介していきましょう。
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