アプライドの新ゲーミングPCブランド「PHANOS」をレビュー
古代ギリシャ語で「光を放つもの」の名を冠す、9800X3D&RTX 5070のゲーミングPCが美しすぎる
2025年09月13日 10時00分更新
横置き・縦置き両対応! 光の美しさは圧巻
PHANOS-443911の最大の特徴は、なんと言ってもPCケースにbe quiet!の「Light Base 600 LX」(ブラック)を採用している点だろう。be quiet!はドイツのListan GmbHが展開するブランドであり、ゲーミングPCやワークステーションなどのデスクトップPC向けハードウェアを開発・設計している。“be quiet(お静かに)”のブランド名のとおり、静音性を重視している。
Light Base 600 LXはミドルタワー型のピラーレスPCケースで、フロントからサイドにかけて支柱を省いている。トップからフロント、ボトムにかけて3本入っているLEDの主張も印象的だ。デュアルチャンバータイプのPCケースなので横幅が大きめの筐体だが、そのぶん高さは控えめ。サイズは305(W)×450(D)×455(H)mmとなっている。
CPUクーラーのラジエーターも含め、合計10基のLEDファンを備える。さらに、メモリーやCPUクーラーのポンプヘッドにもLEDを搭載しているので、見た目はかなりゴージャスだ。ファンやCPUクーラーもPCケースと同様にbe quiet!製で、冷却面にはこだわりが見える。
しかし、「このPCケースはなぜ見えないはずのボトムにもLEDをつけているのか?」と疑問に思う人もいるのではないだろうか。実はこれには秘密がある。Light Base 600 LXはPCケースを支えるパーツを移動することで、PCの設置向きを選べるのだ。
上記の紹介動画でわかるように、PCケースは上下を逆にしたり、横置きもできる。エアフローを考えると逆さ置きはあまりオススメしないが、それでも横置きと縦置きを選べる点はおもしろい。横置きにするとボトムまで伸びていたLEDのラインがしっかり見えるようになり、縦置きとはまた違った趣のライティングが楽しめる。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう





