週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

アプライドの新ゲーミングPCブランド「PHANOS」をレビュー

古代ギリシャ語で「光を放つもの」の名を冠す、9800X3D&RTX 5070のゲーミングPCが美しすぎる

2025年09月13日 10時00分更新

横置き・縦置き両対応! 光の美しさは圧巻

 PHANOS-443911の最大の特徴は、なんと言ってもPCケースにbe quiet!の「Light Base 600 LX」(ブラック)を採用している点だろう。be quiet!はドイツのListan GmbHが展開するブランドであり、ゲーミングPCやワークステーションなどのデスクトップPC向けハードウェアを開発・設計している。“be quiet(お静かに)”のブランド名のとおり、静音性を重視している。

 Light Base 600 LXはミドルタワー型のピラーレスPCケースで、フロントからサイドにかけて支柱を省いている。トップからフロント、ボトムにかけて3本入っているLEDの主張も印象的だ。デュアルチャンバータイプのPCケースなので横幅が大きめの筐体だが、そのぶん高さは控えめ。サイズは305(W)×450(D)×455(H)mmとなっている。

PHANOS

サイドパネルを開けたところ。内部のスペースは広め

PHANOS

こちらは裏側。ケーブルカバーがあるため、すっきりとした見た目だ

 CPUクーラーのラジエーターも含め、合計10基のLEDファンを備える。さらに、メモリーやCPUクーラーのポンプヘッドにもLEDを搭載しているので、見た目はかなりゴージャスだ。ファンやCPUクーラーもPCケースと同様にbe quiet!製で、冷却面にはこだわりが見える。

 しかし、「このPCケースはなぜ見えないはずのボトムにもLEDをつけているのか?」と疑問に思う人もいるのではないだろうか。実はこれには秘密がある。Light Base 600 LXはPCケースを支えるパーツを移動することで、PCの設置向きを選べるのだ。

 上記の紹介動画でわかるように、PCケースは上下を逆にしたり、横置きもできる。エアフローを考えると逆さ置きはあまりオススメしないが、それでも横置きと縦置きを選べる点はおもしろい。横置きにするとボトムまで伸びていたLEDのラインがしっかり見えるようになり、縦置きとはまた違った趣のライティングが楽しめる。

PHANOS

横置きにした様子。PCケースのLEDが映える

PHANOS

PCケースのインターフェースは、USB Type-C(USB 3.2 Gen 2)、USB Type-A(USB 3.2)×2、オーディオジャック

PHANOS

背面のインターフェースはUSB Type-C(USB4)が2基、USB Type-Aが9基(USB 3.2 Gen 2が2基、USB 3.2 Gen 1が3基、USB 2.0が4基)、HDMI、2.5GbEなど。高速なUSB4を2基搭載している点がありがたい

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう