JN-MD-IPS122WXをレビュー

2万円台でアスペクト比16：10の12.2型モバイルディスプレー、仕事の相棒にふさわしい説

スタンド兼液晶保護の役割を担うスマートケース

　JN-MD-IPS122WXには、折り畳み式のスマートケースが付属。本機を使うときはスタンドに、使わないときは液晶保護および携帯用のケースになる。

スマートケースは携帯時に液晶を保護できる

スタンドの役割も担っている

　なお、スタンドとして使う際は、土台部分の溝に本体底部を添える形になる。本体の角度は2段階で調整できる。

スマートケースの溝（黄色の矢印）に本体を添える形で固定する

スタンダードな角度はコチラ

テーブルの奥行が狭いときはこうすると見やすいだろう

　溝に添えるタイプのため、ちょっとした揺れで倒れそうになるというか、スタンド運用時の安定性は気になった。安定面ではキックスタンドのタイプのほうが便利に感じた。一方で、携帯時の安心感はスマートケースに軍配が上がる。

モバイルディスプレーなのにVESAマウントに対応！

　モバイルディスプレーでありながらVESAマウントに対応している点も本機の強み。本体背面にはネジ穴（75mm×75mm）が4つあり、ディスプレーアームや壁掛け金具などを装着できる。

背面にはVESAマウントに対応する4つのネジ穴がある。そのうち2つはスマートケースの固定に使われているので、排他利用となる

本体は約400gなので、幅広いディスプレーアームで運用できるだろう。ただし、最低重量が決められいているアームでは、その軽さゆえに跳ね上がってしまうこともあるので注意

　それにしても、VESAマウントに対応するモバイルディスプレーはおもしろい。「モバイルディスプレー＝持ち運び用」という概念を破壊するほどの変化だ。運用の選択肢が豊富であることが、JN-MD-IPS122WXのアドバンテージではないかと思った次第だ。