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LG「40U990A-W」

【最先端】世界初のThunderbolt 5対応ディスプレーが25万円、アレより高値を付けた自信の元が知りたい

2025年09月24日 19時30分更新

 40U990A-Wは、40インチの湾曲型ウルトラワイドパネルを採用し、5K2K(5120×2160)の高解像度によって細部まで鮮明に描写する力を持っています。ポイントは、Thunderbolt 5による圧倒的ともいえる転送速度を持つことに加え、11基もの豊富なI/Oポート、KVMスイッチ対応など、プロの制作環境を支える仕掛けが詰まっている点です。

 作業効率を高める“画面の大きさ”はもちろんですが、ワークフローそのものを最適化する設計思想こそが、この製品の魅力です。

40U990A-Wを購入する3つのメリット

ポイント(1) Thunderbolt 5対応と圧倒的な拡張性

 40U990A-WはThunderbolt 5に対応しています。最大80Gbpsの双方向帯域を備え、外部GPUや超高速ストレージといった次世代デバイスのやり取りも余裕です。従来のThunderbolt 4ではボトルネックになりかねなかった作業も、このモデルならスムーズに処理できると期待できます。

 合計11基の外部端子はUSB-CやUSB-A、HDMI、DisplayPortといった主要規格を網羅しています。このディスプレーをハブのように扱い、PCや周辺機器をまとめて接続できるのも大きな魅力です。

 また、KVMスイッチにも対応しています。複数のPCを同じディスプレーと周辺機器で操作できるため、たとえば、常時接続しておくクリエイティブ用途のワークステーションと普段使いのノートPCでこのディスプレーを共有し、必要に応じて同じキーボード/マウスを切り替えながら作業できます。

 これにより、デスク上におく機器をミニマムにできます。

11個のI/Oポートを搭載!

ポイント(2) 40インチの大画面で生産性が劇的に向上

 40インチの画面は、単に迫力があるだけではく、複数ウィンドウを同時に表示しても、広々とした広さで作業できるのが大きなメリットです。

 動画編集ではプレビュー画面、タイムライン、エフェクトウィンドウなどを並べてもまだ余裕がありますし、プログラミングならコードエディター、参照するドキュメント、調べ物をするためのブラウザーを横並びで展開できます。これまでデュアルディスプレーにしていたようなケースも1枚のディスプレーで代替できるため、作業効率が格段に上がります。

 加えて、5K2K(5120×2160ドット)21:9のウルトラワイド画面の高解像度を活かすことで、細部の表現や文字の視認性が高い点も武器になると思います。

ポイント(3) 湾曲パネルとデイジーチェーン接続が生む没入体験

 パネル性能の高さも魅力です。ただの大画面ではなく、湾曲型のNano IPS Blackパネルを採用しているため、映り込みが少なく、かつ人間の視野に合わせて画面が緩やかにカーブしているため、中央をみた場合でも、画面端の情報も自然に目に入ります。

 平面ディスプレーでは意識的に視線を動かす必要がある場面でも、この湾曲ディスプレーなら無理なく情報を追えるので、長時間の作業でも疲労が少ないのです。

 ここまでやる人は少ないかもしれませんが、デイジーチェーン接続にも対応。追加のディスプレーをシームレスに接続可能です。横に2台ならべれば視界がすべてディスプレーになるような没入感があります。また、サブディスプレーとして縦置きディスプレーを足したり、より広大な作業空間を構築することもできます。Thunderbolt 5の高帯域を活かし、複数ディスプレーを駆動しながら安定した映像出力を維持できるのは強みでしょう。

購入時に注意するべき側面

大型かつ若干高めの価格設定

 5Kパネルの液晶ディスプレーを搭載した機種としては、AppleのStudio Displayなどがあります。純正ディスプレーということもあり、Macユーザーにはそちらが魅力的に写るかもしれません。利点としては40インチというサイズや湾曲パネル、Thunderbolt 5対応など独自の強みがあります。その価値を見出せるかどうかはユーザー次第とはなりそう。

Thunderbolt 5環境の普及がまだ先

 40U990A-Wの強みであるThunderbolt 5ですが、現時点で対応機器は限られているのが正直なところ。対応するPCに加え、周辺機器が市場に広がるのはこれからであり、せっかくの高帯域をフルに活かせる場面はまだ多くありません。ディスプレーは本体よりも長期間使うという人も多いと思うので、将来への投資という点で購入することはアリかもしれません。

 とはいえ、既存の環境がThunderbolt 4やUSB-C中心である場合、性能的には十分でも「わざわざこのモデルを選ぶ意味があるのか」と迷う部分も出てきます。自分の環境次第では宝の持ち腐れにもなってしまうことは注意です。

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