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ソニー「RX1R III」

高い……でも欲しい!価格も立ち位置も唯一無二なソニーのアレを推したい

2025年09月11日 17時00分更新

 もちろん、値段も立ち位置も特別。普通のコンデジやAPS-Cミラーレスと比べれば、2ランクくらい上の価格帯です。しかも見た目はシンプルで、ある意味コンパクト。

 ライカを思わせるラグジュアリー価格と、外観のギャップすら魅力に見えてきます。結果、「高い……でも欲しい」と本気で思わせてしまう。RX1R IIIは、そんな不思議な魔力を持ったカメラなんです。

RX1R IIIを購入する3つのメリット

ポイント(1) 持ち歩いて好きな時に撮る。それこそカメラの本質

 カメラは持ち歩かなきゃ意味がない。まぁ当たり前なんですが、レンズ交換式だと、本体+レンズで1kgオーバーなんてザラ。その点でRX1R IIIは、他のフルサイズ機とまるで違います。

 サイズも重さも圧倒的にコンパクト(数字いれる)。普段使いのバッグにすっと入るんです。

 「せっかく高画素フルサイズを買ったのに、結局は旅行用」なんてあるあるですが、RX1R IIIは真逆。毎日持ち出せるから、自然とシャッターを切る回数が増えて、結果として写真の量も質も上がっていく、と。

 6100万画素のフルサイズを“日常で軽快に”使えるって、それだけで贅沢なんです。「持ち歩けるフルサイズ」という立ち位置は、考えてみれば本当に特別ですよ。

ポイント(2) 最新世代の撮像素子と処理性能が画質を支える

 画質についても6100万画素のフルサイズとCMOSセンサーを搭載していて、風景でもポートレートでも細部までしっかり解像。しかも最新のBIONZ XRが色味や階調をきれいに処理してくれるから、単なる“高画素カメラ”で終わらず、豊かで自然な絵作りになってるんです。

 暗所にも強いのが嬉しいポイント。高感度でもノイズが少なくて、夜景や室内撮影でも安心して使える。

  小さいカメラはどうしても「画質は仕方ないよね」と言われがちですが、RX1R IIIはその常識をひっくり返します。ポケットサイズなのに写りは堂々とハイエンド。このギャップがかっこいい。

ポイント(3) 唯一無二の所有感

  スペックとか価格とかを全部置いといても、「持っていること自体」に価値がある。RX1R IIIはそういうカメラです。スマホや量産型ミラーレスとは明らかに違う、“特別感”をまとっています。

 シリーズを追ってきた人ならわかると思いますが、このラインはソニーがずっと「小型フルサイズの頂点」を目指してきた系譜。その血筋を受け継ぐ新モデルってだけでワクワクしますし、市場を見回しても同じ立ち位置の機種は存在しません。

 ライカがクラシックな贅沢を体現しているとすれば、RX1R IIIは実用と唯一無二を両立した存在なんです。

 だから、撮る瞬間だけじゃなくて、バッグから出すとき、手に構えるとき、その全部が「ちょっと特別な時間」になる。カメラでここまで所有感を味わえるのは、やっぱりレアですよ。

購入時に注意するべき側面

レンズは旧型から進化なし

 RX1R IIIが搭載しているレンズは、ツァイス「ゾナーT*」35mm F2 単焦点レンズを採用。写りの評価は非常に高く、解像感・ボケ味ともに名玉と呼ばれる一本ですが、一方で「10年同じレンズ」という点に不満を覚える人もいるかもしれません。

 特に6100万画素の超高画素センサーを搭載した今、最新の光学設計に刷新して欲しかったという声は根強いです。もちろん現状でも十分な画質を誇りますが、“新しいものを手に入れた”という実感をレンズ面でも求めるユーザーには物足りなさが残る部分でしょう。

価格や仕様に賛否

 デザイン面や仕様にも意見が分かれる部分があります。まず、見た目はシンプルでコンデジ風にすら見えるため、「ライカ並の価格帯なのに高級感が足りない」と感じる人もいます。ま

 価格に関しても、ソニーストアだと約65万円とミラーレス一眼と高性能レンズをセットで揃えられるほどの水準に設定されており、単純に「コスパ」で測るなら分が悪いのは事実です。とはいえ、この立ち位置は他に代えがたく、最終的に“唯一無二に価値を見いだせるかどうか”が判断基準になるでしょう。

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