「水月雨 Moondrop PILL - カプセル」
6000円台のイヤーカフ型イヤホン カプセル型がかわいい機能充実【水月雨 Moondrop PILL - カプセル】
2025年09月07日 18時00分更新
取り出しただけで、それ何? と興味を持ってもらえること請け合い
水月雨(Moondrop)はマニアに人気のブランド。個性が光製品が多いのですが、その中でも、これかなり良いと思った製品を紹介します。それが「Moondrop PILL - カプセル」。ひと目で「これ何?」と聞きたくなるほどの独特なデザインが印象的なモデルです。
PILLという名前のとおり、まるで薬のカプセルのような丸みを帯びた充電ケースが特徴。目を引くケースですが、構造も面白く、ふたを開けるのではなく、内側を「くるっ」と半回転させることでイヤホンが顔を出す仕組みになっています。収納時には逆方向に回すとイヤホンがスッと磁力で固定され、同時に充電が開始。ガジェット好きなら、この「くるくる回す」ギミックだけで所有欲をくすぐられると思います。
本機は最近トレンドになりつつある“イヤーカフ型イヤホン”として展開されています 装着部はシリコンを採用し、耳に引っ掛けるイヤーカフタイプなので耳穴に押し込む必要がなく、圧迫感も少なめ。こうした工夫により、幅広い人にとって扱いやすいイヤホンに仕上がっています。
イヤホン/ヘッドホン専門店であれば6000円台の後半で買えるなかなかコスパのいい機種でもあります。デザイン性と機能性の両立を狙った製品です。
【目次】この記事で書かれていること:
「Moondrop PILL - カプセル」のメリットと注意点
・製品を購入する3つのメリット
1)近未来的な外見で所有感をそそる
2)日常に溶け込むオープンイヤー型の快適さ
3)約95gの軽量設計で持ち運びも気にならない
・購入時に注意したい2つのポイント
1)装着感には慣れが必要
Moondrop PILL - カプセルを購入する3つのメリット
ポイント(1) 近未来的な外見で所有感をそそる
Moondrop PILL - カプセルの最大の特徴は、やはりその未来感あふれるデザインです。とくに充電ケースのギミックは秀逸で、内側が半回転する構造により、イヤホンがまるで仕掛け玩具のように現れます。さらにもう半回転すれば収納と充電が完了。開閉アクションが単なる実用性を超えて、持ち主にちょっとした楽しみを提供してくれるのです。
回転の動きも非常にスムーズで、引っかかりやガタつきを感じさせません。これは実際に使わないと伝わりにくいですが、磁石によってイヤホンが「カチッ」と吸い込まれるように収まる瞬間も心地よく、触るたびにクセになる感覚があります。
「ちょっと変わったイヤホンを探している」「デザイン性で差をつけたい」と考えている人にはぴったりの一台です。なお、掲載している写真は赤ですが、グリーンとブラックのカラバリも用意されています。
ポイント(2) 日常に溶け込むオープンイヤー型の快適さ
もうひとつの魅力は、イヤーカフ型=オープンイヤー型である点です。耳をふさがずに装着できるため、周囲の音を自然に取り込みながら音楽や通話を楽しめます。
たとえば、自宅で家事をしている最中に音楽を流しつつ、家族の声も聞き逃さない。あるいは在宅勤務の会議中に装着しても、部屋の呼びかけに反応できる。そんな“ながら使い”にとても便利なのです。
オープンイヤータイプというと気になるのが「音漏れ」ですが、PILLは独自の音漏れ防止機構を採用しています。
使ってみると、ある程度音量を上げても周囲に音が広がりにくく、電車内など公共の場でも安心感があります。耳穴に直接押し込むカナル型に比べれば低音の迫力は抑えめですが、その分開放感があり、長時間装着しても圧迫感や蒸れを感じにくいのも大きなメリットです。
ポイント(3) 6000円台とは思えない高音質
PILLはデザインや装着感だけでなく、音質面でも侮れません。この価格帯でありながら、13mmという大口径ダイナミックドライバーを搭載。さらに低域強化アルゴリズムや、水月雨独自のチューニング技術「VDSF for OWS」を組み合わせることで、オープンイヤー型ながらしっかりとした厚みのあるサウンドを楽しめます。
特に印象的なのは低音域。カナル型ほどの重低音はないものの、同クラスのオープンイヤー型製品と比べると豊かで存在感のある鳴り方をします。一方で中高域はクリアで透明感があり、ボーカルの質感や楽器の細かなニュアンスもしっかり再現。音場の広がりも自然で、開放感のあるリスニング体験が得られます。
6000円台という手に取りやすい価格で、ここまで音質にこだわった製品はなかなか貴重です。「見た目がユニークなだけで、音はそこそこ…」と思う方もいるかもしれませんが、実際に聴いてみるとその予想を裏切ってくれるでしょう。コスパという点でも強く推せるイヤホンです。
購入時に注意するべき側面
装着感には慣れが必要
イヤーカフ型の構造上、耳に引っ掛ける装着方法は人によって好みが分かれる部分です。耳穴に差し込むカナル型や、耳にのせるインナーイヤー型に慣れている人にとっては、最初は少し戸惑うかもしれません。
ただし、いったん装着のコツをつかんでしまえば、安定感もあり外れにくい印象です。耳を圧迫しないため長時間使用しても快適というメリットもあるので、最初の慣れさえクリアできれば大きな問題にはならないでしょう。
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