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ZOTAC「MAGNUS ONE EU275070C」

小型こそロマン!Core Ultra 7 265+RTX 5070搭載の究極ミニPC【MAGNUS ONE EU275070C】

 「MAGNUS ONE」は記事タイトルにある「小型こそロマン!」という言葉がピッタリなハイスペック小型PCで、最新ゲームを快適にプレイできるスペックを搭載しているのが最大の魅力です。

  省スペースと高性能の両立は、多くのPCユーザーにとって憧れであり挑戦でしたが、MAGNUS ONEはその理想にかなり近づいた存在と言えます。今回はその実力を、推しポイントと注意点を含めて、紹介していきます。

MAGNUS ONE EU275070Cを購入する3つのメリット

ポイント(1)Core Ultra 7+RTX 5070――最新ゲームを快適に楽しめる性能

 MAGNUS ONE EU275070Cの最大の特徴は、コンパクトな筐体に最新世代のCPUとGPUを搭載している点です。Core Ultra 7 265とGeForce RTX 5070という組み合わせは、AAAタイトルの最新ゲームをWQHD解像度で快適に動かすことができる実力を持っています。

 一般的に「小型PC=性能控えめ」というイメージを持たれがちですが、このモデルに関してはその固定観念を覆します。

 8.48リットルというサイズ感は、リビングや書斎のちょっとしたスペースに収まるため、設置場所を選ばないのも強みです。ゲーミングノートでは得られない冷却性能や拡張性を確保しつつ、デスクトップ級のパワーを凝縮している点は、PCゲーマーにとって大きな魅力です。

ポイント(2)フルサイズPCに劣らないシステム構成が可能

 小型PCにありがちな「どこか妥協している部分」が、MAGNUS ONEでは驚くほど少ないのも特筆すべき点です。メモリーはノートPC用のSO-DIMMですが、DDR5 6400&最大96GBに対応しており、ゲームやクリエイティブ作業にも十分な容量を確保できます。

 そのほかの構成も、フルサイズのゲーミングPCと比べても見劣りしません。RTX 5070搭載というだけでなく、ストレージには標準搭載のSSDのほか、さらにもう1つ空きのPCIe 5.0×4のM.2スロットを備え、さらに2.5インチのHDD/SDDも追加可能です。

 電源や冷却の制約から「どうせ性能は控えめなんでしょ」と思われがちな小型PCですが、このモデルに関してはそうした不安を払拭する実力を備えています。本体重量は約5kgなのでいざというときには持ち運んでのLANパーティーへの参加すら可能です。

ポイント(3)5GbEやThunderbolt 4など端子類も充実

 MAGNUS ONE EU275070Cは、サイズ感からは想像できないほどの端子類も充実しています。背面にはビデオカードのHDMIやDisplayPortに加え、Thunderbolt 4を搭載。LAN端子も5GbEにも対応しており、高速回線を活かしたオンラインゲームや大容量データ転送にも安心。Wi-Fi 7にも対応しているため、ワイヤレス環境での利用にも対応できます。

購入時に注意するべき側面

ポイント(1)電源は500Wでこれ以上のカスタマイズには制約も

 搭載されているパーツ類はいずれも充実しており、電源ユニットも80+ Platinum認証の500Wタイプ。標準構成で使う分には問題ないと考えられますが、さらなるアップグレードは正直難しいかもしれません(もっともGeForce RTX 5070を搭載の時点で十分すぎる性能を持っていると言えますが)。

 とは言え、後々のさらなるアップグレードを意識するユーザーの場合は、フルタワー型のような自由度は得られない点は理解しておく必要があります。

ポイント(2)省スペースは魅力だが、ここまでのサイズにこだわる必要性は?

 8.48リットルというコンパクトさは、確かに魅力的です。しかし、高性能さを求めるユーザーの場合、長時間のゲームやクリエイティブ作業を想定しており、結局は複数枚の大画面ディスプレーといった、スペースを消費する機器との組み合わせで利用することが多いでしょう。そして冷静に考えると「そこまで小型化にこだわる必要があるの?」という疑問も残るかもしれません。

 もっともそんな合理的な発想はどこまで意味があるのか? 「高性能なのにコンパクト」だからこそ、“見せるPC”としても映える存在と言えます。「小型こそロマン」と感じられる人にとっては、ほかでは得られない価値を持つ製品ではないでしょうか。

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