容量8TBもGen5.0最高峰のパフォーマンスを発揮
| テスト環境 | |
|---|---|
| CPU | AMD「Ryzen 9 9950X」 (16コア/32スレッド、最大5.70GHz) |
| CPUクーラー | CORSAIR「Hydro XC7 RGB PRO ウォーターブロック」 (本格水冷、360mmサイズラジエーターなど) |
| マザーボード | ASUS「ProArt X870E-CREATOR WIFI」 (AMD X870E、ATX) |
| メモリー | DDR5-6400 32GB×2枚 |
| ビデオカード | INNO3D「INNO3D GeForce RTX 5060 Ti 16GB TWIN X2 OC」 (GeForce RTX 5060 Ti、16GB GDDR7) |
| システムストレージ | Samsung「990 PRO 4TB」(M.2 SSD 4TB、PCIe4.0×4) |
| データストレージ | Samsung「9100 PRO 8TB」(M.2 SSD 8TB、PCIe 5.0×4) Samsung「870 QVO 8TB」(2.5インチSSD 8TB、SATA3) |
| OS | Microsoft「Windows 11 Home」 |
定番ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark8.0.6」を利用して、「9100 PRO 8TB」のパフォーマンスを確認していこう。テストは計測モード「NVMe SSD」、データ容量1GiB、64GiBで実行した。
データがなにも書き込まれていない「9100 PRO 8TB」で「CrystalDiskMark8.0.6」を実行すると、シーケンシャルのリード速度とライト速度は公称値通りの1万4800MB/秒、1万3400MB/秒を発揮している。データ容量64GiBでの結果も同様で、容量8TBモデルもPCIe 5.0 SSD最高峰の一角に相応しい速度となっている。
「9100 PRO」シリーズの魅力は、高パフォーマンスながらコントローラーやNANDチップの温度が低いところ。データサイズ64GiBでテストを実行した際の温度を「HWiNFO64 Pro」でモニタリングした。すると、テスト中の温度はNANDチップの「Drive Temperature」が最高56度、コントローラーチップの「Drive Temperature 2」が、最高61度という不安のない温度に収まっていた。
システムドライブの「990 PRO 4TB(残容量 3725GB)」と、「870 QVO 8TB」も同様に計測すると、PCIe4.0×4、SATA3.0 SSDとして、トップクラスとなる読み書き速度を安定して発揮していた。
続いて「PCMark10」のデータストレージ向けベンチマークの「Data Drive Benchmark」も実行してみた。
読み書き速度に見合ったスコアで「9100 PRO 8TB」は、SSDデータストレージの定番となる2.5インチSSDの「870 QVO」からはスコアが約4.7倍、テスト中の平均帯域幅が約4.5倍も向上している。大容量データのコピー時間短縮に大いに期待できそうだ。
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