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マジ!あの「ビッグピート」がローソンで売られているぞ。クセ強だけど大丈夫?

2025年08月26日 17時30分更新

なぜビッグピートをコンビニで?
ローソンの人に思惑をきいた

 ここまでクセのあるウイスキーをハイボールにしてくるって、ちょっとどうかしている! 仕掛け人であるローソン 飲料・加工食品部のチーフマーチャンダイザーである倉光雄志さんに話を聞く機会がありました。

ローソン 飲料・加工食品部 チーフマーチャンダイザー 倉光雄志さん

ーーなんでウイスキーの中でも「ビッグピート」を採用して商品化したのですか? 一般受けはしないのかなと思うのですが。

倉光さん「そうですね、アイラ島の特徴がある香りのウイスキーのハイボールを市場に投入したらおもしろいのではないかと考えました。そこで国内でビッグピートを扱っているジャパンインポートシステム様にこちらから指名でお声がけをしました」

ーー確かに、ビッグピートを知っている人なら「おもしろい」と思って手にとっちゃう。


・・・・・・
 実はローソンでは現在、本格的なウイスキーを使ったハイボール商品の展開に力を入れています。2024年12月には、アイリッシュウイスキーブランド「BUSKER」を使用した缶入りハイボール「バスカーハイボール6%/8%」が発売され、話題を呼びました。

 専門店や限られた酒販店でしか見かけない、ややマニアックともいえるウイスキーを商品化することで、まずはコアなファンやお酒好きが反応し、その熱が新しいもの好きの人たちにも伝わっていき、20代~40代の層を中心に好評を得ているそうです。

この絵柄をなんとなく見たことある……という人も少なくないのでは

倉光さん「また、ビッグピートのこのおじさんの絵柄も大きいです。おじさんの絵はとてもインパクトあって、BARに並んでいても目につきますよね。なので、なんとなく見たことがあって脳内に印象が残っている人は一定数いるのではないかな~と。見たことあるけど、名前も味もわからない。そんな人もハイボール缶なら気軽に手に取ってもらえるのではないか、というのも狙いです」

アルコール分は7%か9%か…
迷った結果出した答えは

ーービッグピートをお店で飲む人は、ロックかストレートで飲む人が多いのではないかと思いますが。

倉光さん「そうですよね。おっしゃるとおりで、お店ではピートがきいたウイスキーをあまりハイボールにはしないと思います。今回、ハイボールで商品化することで、いろいろな反応があるのではないかと思ってそれをお聞きするのも楽しみです。さらに、ハイボール缶にしたことで、本格的なウイスキーを使いながらも500円以下という価格に抑えることができました」

ーー今回のハイボールはアルコール度数が7%。最初からこの度数に決めていたのですか?

倉光さん「いえ、製造元のチェリオ中部様と開発を進めるなかでこの度数に落とし込みました。いろいろ試作を作る過程で、個人的には正直アルコール度数9%のほうがビッグピートファンにはより刺さるのでは……というのもあったのですが、コンビニで販売するからにはより多くの人に飲んでもらいたいという思いもあり、最終的には7%に落ち着きました」

ーーそういわれると9%のハイボールも飲んでみたくなりました(笑)。食事とは合わせにくい印象もありますが、オススメの組み合わせはありますか?

倉光さん「私はローソンのからあげクンが入社前から大好きなんです。というのもあり、ビッグピートとあわせるにもからあげクンをオススメしたいです。ジューシーな脂とスモーキーなビッグピートは相性がよくて、ベランダで風を浴びながらからあげクンと一緒に味わえば、まるでBBQをしているような非日常感が楽しめるはずです!」

 とのことでした!

「ジンクス ジンソーダ」も発売

 なお、ローソンでは同日より「ジンクス ジンソーダ」(350ml缶・220円)も発売しています。控えめな甘さとオレンジフレーバーが特徴の「ジンクス オールドトムジン」を使用したジンソーダで、パッケージには同ブランドの瓶にも描かれている黒猫「ジンクスくん」があしらわれています。

 コンビニのお酒の棚に、ちょっとマニアックがお酒が並ぶ時代になってきました。お酒好きの人は目を皿にしてチェックする価値アリです!
 

※記事中の価格は税込

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ナベコ

酒好きご飯好きのライター、編集者。フードコーディネーター。
♪アスキーグルメでおいしい情報発信中♪

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