JN-MD-V215Fをレビュー

21.5型で“モバイルディスプレー”は無理筋？いいえ、思いのほかアリでした

2025年08月30日 10時00分更新

文● ジサトライッペイ／ASCII　編集●ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

OSDメニューも普通にある

一般的なディスプレーのようなOSDメニューが使えます

　モバイルディスプレーですが、明るさやコントラスト、色温度などを調整するOSDメニューもあります。スタンダード、ゲーム、映画、テキスト、FPS、RTSといったピクチャーモードも選べます。

背面の右側はOSDメニューを操作するボタンやオーディオ出力を搭載

　OSDメニューは背面のボタンから操作できるのですが、こちらはキックスタンドを閉じるとアクセスできなくなる点に注意です。

　JN-MD-V215Fは21.5型のVAパネルで、3000：1の高コントラストも好印象です。出先でもおうちにいる時のようなリッチな環境で作業できる点はすばらしいなと思いました。

VAパネルは高コントラストで、視野角は水平・垂直ともに178度と広くて好きです

　とはいえ、重量2kgは常時携帯には向かない重さ。キャリングケースに入れて持てばさほど気にならないものの、両手をフリーにするためにリュックに入れると結構かさばるし、重かったです。

最厚部でも21mmと薄型ではあるのですが、21.5型は35Lのリュックでもかさばりました

　しかし、あの大きさのディスプレーを気軽に移動できるところはほかにはない魅力。フリースペース運用のオフィスや、自宅に固定の作業スペースがない人にはオススメです。

ちなみに、復路の新幹線は普通の指定席だったのですが、がっつりはみ出たのですぐにしまいました……

JN-MD-V215Fの主なスペック
パネル	21.5型VA（非光沢）
解像度（アスペクト比）	1920×1080ドット（16：9）
表示色	1677万色（sRGB：96％）
輝度	300cd/m²
コントラスト比	3000：1
視野角	178度（水平）/178度（垂直）
リフレッシュレート	最大75Hz
応答速度	6.5ms
インターフェース	Mini HDMI（HDMI 1.4）、USB Type-C（USB 3.1）×2、オーディオ出力ほか
スピーカー	1W×2
チルト	-
高さ調節	-
スイーベル	-
ピボット	-
サイズ/重量	約495（W）×21（D）×287（H）mm/約2kg
その他	HDR、VESAマウント（75×75mm、ネジ穴は2つ）
直販価格	3万1980円