シャオミ「Redmi Pad 2」
まさかの2万1980円~ 激安だけどちゃんと動くアンドロイドタブレットRedmi Pad2
2025年08月31日 17時00分更新
2万円強のタブレットということで、最新ハイエンド機のような性能を期待するのは無理がありますが、コスパ面では非常に強みを持っている「Redmi Pad 2」について、推しポイントと注意点を紹介していきます。
Redmi Pad 2を使う3つのメリット
ポイント1:とにかく安い! 2万円強でとりあえず不満なく使える
まず注目したいのは、やはり価格であり、コスパ。Redmi Pad 2はWi-Fiモデルなら2万1980円という破格の価格です。ちなみにセールのタイミングだと、さらにここから安くなる(!)ことすらあります。ちょっといいイヤホン並の価格で、タブレットが買えてしまうのです。
「安い=性能や品質が不安」という先入観も持ってしまいますが、実際のところ、Redmi Pad 2は普段使いの範囲では全然問題なし。タブレットのメイン用途は動画視聴になるでしょうが、再生中は何も気にせず使えますし、SNSチェックやウェブ閲覧、電子書籍リーダーとしての利用など、日常的にタブレットを触るシーンで困ることはまったくありませんでした。
ペンを使った操作や動画編集など、本格的な使い方にはやや不向きですが、スマホより大きな画面で動画を見たり、SNSを使いたい。子供が使うためのタブレットが欲しい。そんなニーズにしっかり応えてくれます。
ポイント2:高解像度ディスプレー&大容量バッテリー搭載
低価格帯のタブレットだと、特にディスプレーの品質が低いイメージですが、Redmi Pad 2はそんなこともありません。画面サイズは11インチで、画面解像度は2560×1600。多くのスマホを上回っており、「解像度が足りなくて文字がぼやける」といったことがありません。
動画を見てもテキストを読んでもクッキリと鮮明で、電子書籍や雑誌を楽しむときにストレスがありません。
さらにバッテリーは9000mAhという大容量となっています。タブレットはスマホほどには常時使うわけではないので、「使おうと思ったらバッテリーが切れていた」と状態がありがちですが、これなら長時間の動画視聴にも余裕があります。充電も最大18Wに対応しているので、高速というほどではありませんが、まずは問題なく利用できるでしょう。
ポイント3:クアッドスピーカーで縦でも横でもステレオ
安いタブレットでよくある例が「スピーカーが微妙」です。横画面ではステレオになるけど、縦画面では下から(上から)鳴るだけというのはありがち……というか、少し前までの無印iPadですらそうでした。
その点、Redmi Pad 2は低価格ながらクアッドスピーカーを搭載しているので、横向きでも縦向きでも自然なステレオ感を楽しめます。
実際に映画やアニメを見たときの音質は、音の広がりがしっかり感じられて没入感がアップ。セリフや効果音がはっきりと聞こえるので、イヤホンをつながなくても十分に楽しめる印象です。また、Dolby Atmosにも対応しています。低価格帯でありながら、エンタメ再生デバイスとしての完成度は高いと感じました。
購入時に注意するべき側面
ポイント1:あくまで“ほどほど”の性能 動作はややスムーズさに欠ける
Redmi Pad 2は価格を考えれば十分なスペックですが、やはり「ミドル以下」の性能にとどまるのは事実です。CPUはMediaTek「Helio G100-Ultra」を採用しており、Antutu 10でのスコアは約40万点。スマホとしてはエントリークラス、画面解像度の高さを考えるとギリギリというレベルかもしれません。
メインメモリーも2万1980円のモデルでは4GB。アプリを多く起動するとやや厳しいでしょうし、本格的な3Dゲームの動作は無理があります。なお、メモリーが多い上位モデルもありますが(6GB+128GBモデルが2万9980円、8GB+256GBモデルが3万4980円)、価格的なメリットはかなり薄くなります。
ただ、この価格帯なのでそこは妥協が必要。YouTubeやNetflixで動画を見るなど、動画やライトな用途向けと割り切って使えばそうした不満は感じないので、割り切った使い方をしたいところです。
ポイント2:液晶の視野角はやや狭めの印象
高解像度ディスプレーを搭載しているとはいえ、液晶パネルの品質はハイエンド機と比べると差がある印象。視野角がやや狭く、斜めから見ると色が変わって見えるのが少々気になりました。
比較的大型のタブレットなので、常時手で持ち続けるというよりは、机に置いたり、スタンドに立てたりして、動画を視聴するシーンが多くなると考えられます。その際に角度によっては見え方が安定しないように感じる可能性があります。もちろん価格を考えれば許容範囲ではあるのですが、画質に強いこだわりがある人は注意が必要ですし、より上位のモデルを検討するのがいいかもしれません。
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