マウスコンピューター「親子パソコン組み立て教室」開催 組み立てて持ち帰り可、さらに花火大会も!
2025年08月22日 09時00分更新
毎年夏に、マウスコンピューターが同社飯山工場で開催する「親子パソコン組み立て教室」。
今年は8月14日、15日の2日間にわたり、抽選で選ばれた合計67組の小学生6年生とその保護者が、同社のパソコンの組み立てにチャレンジ。組み立てるマシンは参加者が選択でき、しかも通常価格の3割引で持ち帰れるとあって、例年大変な人気になっています(兄弟ともに抽選を引き当てた強運の参加者もいらっしゃったとか)。
一昔前とは異なり、小学6年生の参加者にとってパソコンは学校や家庭で身近な存在。また、PCゲームも人気ということで、「自分のパソコンが手に入る!」と目を輝かせている子供たちであふれていました。中には最新スペックのゲーミングPCを選択している親子もいたりで、取材するメディア側も微笑ましい、というか羨ましくなるイベントなのです。
飯山市との連携強化で花火大会の日に開催
例年は7月に開催されていた本イベントですが、今年はお盆期間中に実施されました。その背景には長野県飯山市との連携強化があるとのこと。特に8月14日は、工場からすぐ近くの千曲川の河川敷で「千曲川河畔納涼花火大会」が開催。単にパソコンを組み立てるだけでなく、飯山市の魅力を知ってもらったり、家族の思い出作りに役立ててもらおうという意図があるわけです。
開会式で登壇した、同社社長の軣秀樹氏は「小さい頃からものづくりが好きだった」という自らの体験から、「ものづくりを楽しんでほしい」「世界で1つだけのパソコンをぜひ楽しんで組み立ててほしい」と次世代への期待が語られました。
飯山工場の経験豊富なスタッフが組み立てに協力
でも実際の組み立ては親子で本当にチャレンジ
実際の組み立ての前には、パソコンに用いる部品の役割や取り扱い時の注意点を紹介。CPUは人間を例にすると「脳」などと説明されるとともに、持ち方やソケットへの差し込み方などを詳しく教えてもらえました。
パーツについてひととおり知ったところで、続いては倉庫から目的のパーツを集める作業に。当然ながらスペックごとに必要なパーツは異なりますし、実際の製品に使われているパーツが収められた倉庫から探し出すので大変。ケースを持って、右往左往しながら目的のパーツを見つけます。
さらに実際の組み立ての前にはチャレンジタイムも。練習を兼ねて、メモリーの差し込みや無線LANカードへのアンテナの取り付け、ネジの回し方などにチャレンジ。悪戦苦闘しながらも、経験を積んでこの後の実際の組み立てに備えます。
そして、実際の組み立て作業が開始。今回取材したのはデスクトップPCの回だったので、マザーボードにCPUやメモリー、ストレージを装着。さらにタワー型ケースにそのマザーボードを取り付けた後、CPUクーラーの装備。接続したケーブル類もしっかり結束バンドでまとめて製品らしくするので、工程は多数です。
確かに作業自体は大変なのですが、各親子には普段から飯山工場でPCを組み立てている経験豊富なスタッフが1人ずつ付いているので安心です。かかった時間に多少の違いはあれど、どの親子も最終的には無事にマシンが完成。テストエリアで動作を確認した後に修了証書が授与され、製品を梱包して持ち帰り。家で使うのが楽しみなのか、みんな笑顔で会場を後にしていました。
刷新したG TUNEブランドに手応え
NEXTGEARブランドにも間もなく動きあり?
イベントの途中では軣秀樹社長に取材をする機会もありました。2025年のマウスコンピューターは、ゲーミングPCの「G TUNE」ブランドを刷新するとともに新ケースを採用。実際に手応えを感じられている様子。また、ゲーミングPCとしては比較的手頃な価格帯の「NEXTGEAR」ブランドについても、近々動きがありそうだという話を聞くことができました!
「親子パソコン組み立て教室」については、「普段の生活の中でないようなコミュニケーションも親子の間で生まれてくるのでは」とのことでしたが、会場の様子を見ていると、その効果は確実にあったように感じました。ASCII読者の小学5年生や4年生のお子さんを持っている保護者の皆さん、来年以降に開催が発表されたときは絶対にお見逃しなきよう!
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