週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

レノボ「IdeaPad Slim 5 Light Gen 10」

10万円切りで1.15kg コスパ良しのレノボの若者向けモバイルノートIdeaPad Slim 5 Light Gen 10

 「軽量」「コスパ良し」「性能十分」という三拍子を備えたIdeaPad Slim 5 Light Gen 10。若者世代に向けたモバイルノートPCの新定番と言える製品の特徴について、さらに詳しく見ていきましょう。

IdeaPad Slim 5 Light Gen 10を使う3つのメリット

ポイント1:10万円切りの価格ながら性能十分なモバイルノート

 まず、IdeaPad Slim 5 Light Gen 10で注目すべきは価格と性能。価格面ではRyzen 5+16GBメモリ-+512GB SSDというまずは不満のない性能のモデルが、レノボの公式ストアで10万円弱で売られている例が多く見られます。

レノボの公式ストアでは10万円切りでの販売が一般的です

 モバイルノートは「高価」というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、この価格なら「買ってもいいかも」と思う人も多いのでは? 若年層だと必ず比較対象に出てくるであろうMacBook Airと比べてもハッキリとした価格面でのアドバンテージがあります(ちなみにレノボの公式ストアにも「学生・教職員価格」が用意されています)。

 性能面も十分と言える内容です。CPUにはAMD Ryzen 7 7735HS/AMD Ryzen 5 7535HSを搭載しており、普段使いには十分。メモリーも16GBが標準です。ディスプレーが16:10で1920×1200とやや縦長なタイプで、しかも色域の部分でも比較的広めで見やすい印象。価格を考えれば満足できます。

最新ではありませんが、十分な性能を持つRyzenを搭載しています

 つまり、10万円を切る価格ながら、普段使いに必要な要素はしっかり網羅。学業や仕事、動画視聴、SNSなど日常的な用途で快適に利用できると想像できます。

ポイント2:重量約1.15kg 1kg切りではないが持ち運びは楽々

 続いて重量。こちらは約1.15kg。1kg切りではないのは少し残念ですが、そこまで大きな差ではありません。カバンの中に教科書や書類を一緒に入れて持ち運ぶことを考えると、この重量はありがたいです。

15mm切りの薄型デザインも魅力です

 大学の講義の合間にレポートをまとめたいとき、カフェで仕事を仕上げたいとき、あるいは動画配信を見て息抜きしたいでもいいですが、サッとノートPCを取り出せると、スマホしか持っていない人とは大きな差がつけられます。

 さらに、約14.3mmの薄型設計なのでバッグへの収まりも良好。1kg強というのは、まさに「持ち歩ける」かどうかの分かれ目なんです。

1.15kgをどう判断するかは難しいですが、持ち運びは十分可能な範囲内でしょう

ポイント3:22.8時間駆動+USB PD対応でバッテリー性能も不満無し

 せっかく軽くてどこにでも持ち運びできても、いざというときにバッテリー切れでは宝の持ち腐れです。

 その点、IdeaPad Slim 5 Light Gen 10は、JEITA3.0のアイドル時最大約22.8時間、動画再生時約11.5時間駆動を実現しており、朝から帰宅まで1日電源を探さずに過ごせるであろう安心感があります。

 もちろんUSB PDでの充電にも対応しているので、ACアダプターをスマホと共通化でき、荷物が減らせます。

USB Type-C端子経由で充電が可能です

購入時に注意するべき側面

ポイント1:キー配列と打鍵感はやや好みが分かれるかも

 最近のレノボ「IdeaPad」では共通の仕様ですが、EnterキーやBackspaceキーが隣のキーとくっついているなど、配列面はやや違和感があります。慣れるまでは「打ち間違いが出るかも」と感じるかもしれません。

EnterとBS周りのキーに慣れるまでやや違和感ありの可能性も

この価格でもしっかりキーボードバックライトがあるのはうれしい点です

 また、キーストロークは浅めで、打鍵感も軽めです。しっかりとした打ち応えを求める人にとっては少々物足りなく感じるかもしれません。

キーストロークもかなり浅めです

 一方でキーが軽い分、長時間の入力でも指が疲れにくく、図書館やカフェなど静かな場所でも周囲に気を使わず作業できます。筆者としてはすぐに慣れて快適に使えましたが、ここは「しっかりとしたキーストロークを好むか」「軽快さを重視するか」で評価が分かれる部分でしょう。

ポイント2:デザインはシンプルだが少々無難すぎる感あり

 筐体はアルミ素材を採用しており、耐久性と質感は十分と言ってもいいでしょう。剛性感もあり、日常的にバッグへ出し入れしても不安は持ちません。ただし、カラーバリエーションはシルバー基調のクラウドグレーのみ(グレイシャーホワイトは台数限定)。普段持ち歩く存在だけに、もう少し個性や遊び心を求める人にとっては物足りなさを感じるかもしれません。

 しかし裏を返せば「クセがなく、シーンを選ばずに使える」ことが強みです。オフィスでも学校でも悪目立ちせず、誰でも扱いやすい普遍的なデザインに仕上がっています。流行に左右されないため長く使えるとも言えるでしょう。

シンプルでいいと見るか、個性が薄いと見るかはそれぞれの考えになりそうです

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事