用途によって4つのモードを使い分け
どんな製品なのかは、公式の紹介動画を見るとわかりやすいです。
気軽に持ち出せ、簡単に準備ができ、どこでも手軽に使えるというのが最大の魅力。さすがに威力は弱め、高温スチームはありませんが、緩急付けて叩きつける水流により、隙間に入った汚れも洗い流せるのは高圧洗浄機ならではでしょう。水道でビチャビチャ洗うより短時間、少ない水量でキレイになります。
使うまでの準備は、本体を取り出してノズルを取り付け、グリップを開き、給水用のホースを取り付けるだけ。あとはホースの端を水の入ったバケツなどに入れ、トリガーレバーを引けば水が噴き出します。
ホースの替わりにペットボトルホルダーを使えば、2Lのペットボトルを装着可能。限られた範囲をスポット的に洗浄したい場合に役立ちます。
なお、給水口とホース、ペットボトルアダプターとの接続部はロックされず、結構簡単に回ってしまいます。そのため、本体だけを持ってクルクル動かしていると、接続部が回って外れてしまう可能性も。使用時はあまり振り回さず、ホースやペットボトルを支えながら使う方がいいでしょう。
ノズルのモードは4つあり、尖端を回すことで切り替えられます。それぞれの特徴は、水圧が低く散水や洗い流しに向いている「シャワー」、一点集中で強力に汚れを落とせる「ポイントジェット」、幅広の水流で広範囲の汚れ落としに最適な「標準」、標準より下向きに出るようにした「傾斜」となっています。
手に当ててみるとわかるのですが、シャワー以外は水流に緩急があって、「ビチビチビチッ」っと水が叩きつけられます。とくにポイントジェットは約1メートル離れていても痛いほど強く、なるほど、これなら汚れがよく落ちるなと体でわかるほどでした。
ただし、標準や傾斜の場合は痛いと感じるのは30センチくらいまで。離れると水流が弱くなるため、しつこい汚れを落としたい場合は、なるべく近くで噴射するといいでしょう。
これに対してシャワーは水流が弱く、手に当てても痛くありません。汚れを落とすというより、周囲への散水、すすぎ、キャンプや海水浴後のシャワー替わり、といった用途に向いてそうです。
もうひとつ、特殊なノズルとして洗浄剤ノズルが付属しています。これは中に洗浄剤を入れることで、広範囲に洗浄剤を散布できるもの。水だけでは落ちにくい汚れを落としたい場合、使用するといいでしょう。
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