“モノづくり”の赤い糸がつなぐ日本とフランス
きらびやかな大阪・関西万博のフランス館、その裏でひっそりとJAPANNEXTが支えているのはご存じでしょうか
2025年08月23日 10時00分更新

大阪は夢洲からこんにちは、ジサトライッペイです。2025年7月17日に大阪・関西万博(正式名称:2025年日本国際博覧会、2025年4月13日~2025年10月13日)を取材してきました。というのも、JAPANNEXTさんがフランスパビリオン(以下、フランス館)のアソシエイトパートナーになったとのことで、そのツテで取材させてもらえることになったのです。
ところで、フランス館のパートナーといえば、LVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)やAXA(アクサ)、ニナファームなど、超有名なフランス企業が名を連ねております。そんな中、「なんで日本のディスプレーメーカーが?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、JAPANNEXTの社長はフランス人(参考記事:17歳で日本縦断ヒッチハイク!ディスプレー市場の新星、JAPANNEXTのフランス人社長が色々スゴイ)。しかも超日本好きの。ゆえに、そんなつながりでこのたびアソシエイトパートナーとして参画しているのです。というわけで、まずはそのフランス館の模様を写真を中心にお届けします。
テーマは「愛の賛歌」、赤い糸にインスパイア
まずは友愛を示す手と脈拍を模した赤い糸がお出迎え。これはフランス館のテーマである「愛の賛歌」を、「運命の赤い糸」にインスパイアを受けてなぞらえたもの。フランス館は個人や集団の取り組みを促すことで、社会や環境が直面している課題への答えを示したいと願っているとのことでした
ちなみに、フランス館は展示室がいくつもあるのですが、当然展示物にあわせて部屋ごとに照明やBGMが異なります。移動するたびに急に様変わりするのではなく、熟練DJのようなスムーズさで変化していくところが秀逸だなと思いました。
赤い糸を脈拍のようなデザインにして、心臓の鼓動を想起させるBGMにするなど、さまざまなこだわりに気づかされます。この芸術領域における巧な仕事はさすがフランスといった感じでしたが、その運営には当然日本人も携わっております。
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