万博会場の中でもピカピカヌルヌルの外観で注目のパビリオン「null2」を体験! プロデューサー落合陽一氏に狙いを聞く
2025年08月22日 12時00分更新
ウワサの万博人気パビリオン「null2」を体験!
続いて、null2の体験リポートをお送りします! 今回はデジタルヒューマンのMirrored Bodyと対話を行うダイアログモードを体験しました。
事前にスマホアプリを準備
null2のダイアログモードを体験するには、事前に「Mirrored Body」と「Scaniverse」という2つのスマホアプリをダウンロードしてデータを登録しておくことが推奨されています。Mirrored Bodyを用意しておくことでnull2での体験がより深まります。
3DMBを作成する
Scaniverseはカメラ撮影からガウシアン・スプラッティングのモデルデータを作成するアプリです。スマホを用いた手動撮影のほか、ダイアログモード予約者はパビリオン敷地内に設置された「3Dスキャンタワー」での撮影も可能です(要iPhone 12以上)。
ScaniverseでのスキャンデータをMirrored Bodyにインポートすることで3DMBができあがります。
3Dスキャンタワーでのスキャンの様子。「Aポーズ」を構えている周囲でスタッフの方が機材をグルグルと回していきます。天候や日差し、風の影響を受けやすいらしく、風にヒラヒラする服装は避けた方がいいかもしれません
いよいよシアターへ
スタッフの指示に従い、自分のMirrored Bodyを登録してパビリオン内のシアターに入場します。入場の際には靴を脱ぐ必要があり、取材時には落合陽一氏のサインがあしらわれたオリジナルトートバックが靴入れとして配布されていました。
鏡と光に囲まれた空間で物語がスタート
シアター内は上下左右鏡で囲まれた空間で合わせ鏡となっており、反射した光で不思議な感覚になります。そんな中「ヌルの森」へと誘われ、ダイアログモードの物語が始まります。
自分ではない自分、Mirrored Bodyが勝手に喋る
続いて、Mirrored Bodyを使った記号を手放す儀式へと進みます。
参加者からランダムに選出されたMirrored Bodyがモノリスに映し出されたところ、筆者の近くで観覧していたグループの人が表示されたらしく、気恥ずかしそうに笑い合っていました。
Mirrored Bodyに質問を投げかけるとMirrored Bodyがそれに応えます。自分ではない自分を他人に見られるのはどういった気分なのでしょうか。
クライマックスへ
何人かのMirrored Bodyで儀式を済ませたあと、ド派手な光と音の演出とともに物語はクライマックスへと進み、暗闇の中で物語は終わります。
シアター外からダイアログモードを観覧
ダイアログモードの体験終了後、参加者はシアター外側の廊下へ出ます。実はシアター壁面の鏡はマジックミラーのようになっており、中から外は見えないけれど、外から中は見えるようになっているのです。
そこで、次に開始するダイアログモードを解説を聞きながら、鏡の外から先程のシアター内での体験を外から客観的観覧することができます。またnull2には時間帯により、人工生命が自立生成され作品を観覧するインスタレーションモードや、回廊歩きながら45秒でnull2の世界観を観覧するウォークスルーモードの3つがあり、これらのプログラムも合わせて見ることがでたならば、1粒で2度、いや3度オイシイですね。
現場でこそ体感できる内容多数! ぜひ経験してほしい
以上でnull2のダイアログモード体験は終了です。やっぱり実際に光と音に包まれた体験ができたのは素晴らしいことでした。null2の展示内容自体はオフィシャルの動画から見ることもできますが、実際にパビリオンで体感するのは格別です。
とはいえ、現在null2は予約自体が争奪戦とのことで、気軽に「ぜひ見てください!」と簡単に言えないのがもどかしいところ。ただ、落合氏の言うようにパビリオンの外観を眺めているだけでも感じた部分もありますし、予約なしで並べるウォークスルーモードも用意されています。万博会場へ赴いたのなら、ぜひnull2へも立ち寄ってみることをオススメします!
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