G-Master Hydro X870Aをレビュー
RTX 5070 Ti&Ryzen 7 9800X3DのゲーミングPCの性能は4Kでも通じる? デュアル水冷なら温度や動作音も快適
2025年08月11日 10時00分更新
FF14なら4Kでも最高品質でプレイできる
実際のゲームに近いベンチマークもしてみよう。まずは、軽量級の「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」(以下、FF14)のベンチマークソフトを試す。
MMORPGは最低フレームレートが30fps、平均が60fpsを超えていれば快適にプレイできる。ただし、シーンによっては急激に重くなることもあり、できれば最低フレームレートも60fpsを超える環境を目指したい。
とはいえ、軽量級ということもあり、今回の構成なら4Kゲーミングが十分狙える。そこで、画質設定はプリセットの最高となる「最高品質」とし、解像度は「3840×2160」(4K)、フルスクリーンモードで試してみた。
スコアーは14949で、評価は「とても快適」。レポート出力機能でフレームレートを確認してみると、最低が68fps、平均が約103.6fpsだった。これなら十分快適に遊べるだろう。
ところで、FF14はNVIDIAのアップスケーリング技術「DLSS」に対応しているタイトルだ。そこで、プリセットの「最高品質」をベースに、グラフィックスアップスケールタイプを「NVIDIA DLSS」、適用するフレームレートしきい値を「常に適用」にして再テストした。
ちなみに、DLSSとは設定よりも低い解像度で画面を描画し、それを超解像化することで高解像度表示する技術だ。細部のディテールこそわずかに落ちるが、動いている画面ならまず気付かないレベルなので、画質をなるべく犠牲にせず描画負荷を下げられる。
スコアーは25483と大きく伸び、評価も「非常に快適」にアップ。フレームレートは最低が110fpsで平均が169.9fpsと、驚くほど上昇していた。ここまでフレームレートが出せるなら、G-Master Hydro X870A
は4Kでも高リフレッシュレートなゲーミングディスプレーが活かせるだろう。
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