では、実際に日常的なシーンでどうでしょう。
在宅ワーク時は4Kディスプレー+フルHDディスプレーのデュアル構成でZoom会議、OfficeのExcel、Wordを同時に開いても動作はスムーズ。USB4経由で高速外付けSSDにアクセスしてもボトルネックは感じませんでした。
動画視聴についても、Wi-Fi 7の高速無線接続で4KのYouTube動画を再生しながら、別ウィンドウでTwitch配信を流してもカクつきなし。ファン音も気にならないレベル。
この作業をノートPCでやろうとすると、机のスペースをかなり奪ってしまうことになりますよね。ミニPCであれば、ディスプレー裏に設置しちゃうといった運用も可能です。
またデスクトップも場所を取りすぎるし、そもそもそこまでのスペックは必要としていないって人も多いはず。
もちろん、全コアに負荷をかけ続けるレンダリングやエンコードでは発熱により性能がやや抑えられる場面もありますが、このクラスの小型PCでは想定内。
こんなに小さくともファンがしっかりしているのか、そこまで本体が熱くならないのも安心できたところ。たまに「あっつ!」ってくらい発熱するPCもありますからね。
最後にちょっとゲームで遊びたいときもあるよねってことで、「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」も回してみました。
解像度は1920×1080ドット、プリセットは標準品質(ノートPC)、フルスクリーンモード、3Dグラフィック解像度スケールは「100」に設定。
スコアは標準品質(ノートPC)で「8398」で「快適」と表示。フレームレートは最低で42、平均で56。もう少しほしいところですが、ちゃんと遊べるレベルには到達していましたね。
AAAクラスの重いゲームは苦手ですが、FF14のような比較的軽量なオンラインゲームや、インディー系なら十分に快適に動作できるポテンシャルがありそうです。
ちなみにGEEKOM製品は、購入から30日以内であれば人為的なトラブルでなければ返品や交換が可能ですし、購入モデルが思っていたのと違った場合は、差額を支払う形でアップグレードもできます。
また、3年間の保証サービスでは、通常使用での故障なら修理や新品交換に対応してくれるそう。保証に関しては実際、公式ページに記載されているので気になった人はチェックしてみてください。
省スペース運用でコスパよく使えるミニPC「IT15」
まとめると「GEEKOMって実際どうなん?」という筆者の懸念は見事、消え去りました。
Amazonでめっちゃ見るミニPCって正直、不安がありましたが、少なくともGEEKOM製品は大丈夫そう。
実際のところ、文章作成やネット、動画視聴、オンライン会議といった日常の作業はスムーズにこなせますし、軽めのゲームやグラフィック負荷の低いタイトルなら楽しめます。
製品をレビューするにあたって、自宅に持ち帰ってディスプレーに繋ぎ、いろいろ動かしてみたんですが、ミニPCってこんなに机の上、スッキリするんだと驚きました。正直、自宅でヘビーな作業をする以外は「これでよくね?」という快適さ&便利さ。
また家族で共有して使うパソコンならリビングのテレビの横に置いて邪魔にならないし、作業場から部屋間の移動もこのサイズならできるというデスクトップとは違う運用もできます。
わずかなスペースに設置できるというのが、ミニPCとしての最大のアドバンテージなので、机の上をすっきりさせたい人や、ライフスタイルの中にメカメカしいものをあまり置きたくない人にもおすすめできる製品だと思います。
ちなみにAmazonのGEEKOMストアでは、通常14万9800円のところ11万9920円でタイムセールを実施中(2025年8月15日地点)。お得なセール期間にこそハイエンドモデルを購入するのがベストですよ。
■Amazon.co.jpで購入
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