電子回路が期待通り動いているかの確認で活躍してくれるのが、オシロスコープ。用途にもよりますが、趣味の工作で使うものであれば数百kHz、ちょっと凝ったものでも数MHzくらいの信号が見られればよく、安いものなら1万円前後で手に入ります。
オシロスコープ選びで悩み勝ちなのが、サイズや操作性の部分です。
●手軽に使えるハンディサイズ
ハンディサイズの小型オシロスコープは場所も取らず、手軽に使えるのがメリット。ただし、数少ないボタンで操作することになり、切り替えボタンで項目を選び、上下で変更……といった操作を繰り返す必要があります。そのため、ひたすらボタンを連打することになり、時間と手間がかかってしまいます。
●ちょっと大きい普通サイズ
これに対し、画面の右に機能や項目ごとのボタン/ダイヤルが用意されているのが、一般的な定番タイプ。サイズは大きくなってしまいますが、素早く操作できるのが魅力です。ただし、高機能なモデルが多くなるため、価格が高くなりがち。また、設置に場所をとるというのも気になるところでしょう。頻繁に使うのであれば迷わず定番タイプをオススメしますが、たまにしか使わないのであれば、悩ましいところです。
●中間サイズのタブレット型
この中間に位置するのが、タッチパネル液晶を採用した、タブレット型のオシロスコープです。タッチパネルであれば、限られたボタン数で操作するという物理制限がありませんから、ハンディサイズよりも高い操作性が期待できます。しかし、画面を見ながらでなければ操作できないため、専用ボタン/ダイヤルがある定番タイプよりも見劣りしてしまいます。また、タッチミスによる誤操作も増えることから、下手をすると、ハンティサイズよりも使いにくいのでは……とも考えられます。
ということで、実際にタブレット型のオシロスコープを使い、どのような操作感なのか試してみましょう。
今回、FNIRSIから「DPOS350P」(実売3万8999円前後)をレビュー用に提供してもらえたので、この製品でチェックしてみました。
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