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GMKtec「Nucbox K6」を深掘り! Ryzenモバイルの性能を最大限に引き出そう

SODIMMの取り付け工程は簡単

 増設するDDR5-5600 SODIMMが用意できたら、さっそく取り付けていこう。まずは標準メモリーの取り外しだ。メモリーが搭載されているメモリースロットの両端にある固定金具を爪先で横に開き、メモリーロックを外す。メモリーが持ち上がるので、斜めに引いて抜き取ろう。

 続いては、用意したメモリーの取り付けになる。まずはメモリーとメモリースロットの切り欠き位置を合わせる。メモリーを斜めにして、スロットに差し込む。奥まで差せてあるのを確認しメモリーを倒していくと、スロット両端の金具がメモリーを固定する。2枚目(上段)も同じように取り付ければメモリーの増設は完了だ。

 「Nucbox K6」に限らないが、メモリー取り付け時は、ACアダプターの端子を本体から抜くなど、通電していない状態で作業しよう。通電した状態でメモリーに触ると、故障することがある。

切り欠きを合わせ、斜めに差し込む

奥まで差し込まれているか確認

メモリーを倒すと、カチッとスロット左右の金具で固定される

同様な手順で2枚目を取り付ければ、メモリーの増設は完了だ

 取り付けが完了したら、「タスク マネージャー」で増設した容量を認識しているか確認しよう。そのうえでストレステスト「OCCT:Memory」または、USBメモリーから起動してメモリーテストを行なう「MemTest86」を実行しておくと安心だ。

Windows上で実行するストレステスト「OCCT」

メモリーチェックのド定番「MemTest86」。「Image for creating bootable USB Drive」をダウンロードして、ブータブルUSBメモリーを作成するのがおすすめ

放熱効果は気休め程度になるが、筆者はAmazonで購入したメモリー用銅板ヒートシンクを装着した

ビデオメモリーの割り当てを8GBに変更

 デュアルチャンネル 16GB×2 32GBにアップグレードした「Nucbox K6」。増設するとともに、Ryzen 7 7840HS内蔵GPUのRadeon 780Mに割り当てるビデオメモリー容量を、デフォルト設定の3GBから8GBに変更するなど、最大限パフォーマンスを引き出せるようにカスタマイズした。

ビデオメモリーを設定することで、「専用GPUメモリ」が増加。メインメモリーの容量は23.8GBになっている

 カスタマイズはBIOS(UEFI)から行なう。GMKtecのPCで、BIOS(UEFI)を呼び出すには、電源オン後に「ESC」キーを押し続けることで呼び出せる。ただ、ワイヤレスキーボードでは、呼び出せないこともあるので、ここではWindowsからの呼び出し方を紹介しよう。

「システム」「回復」にある「PCの起動をカスタマイズする」の「今すぐ再起動」をクリックする

起動オプションを選べる「オプションの選択」が起動する。「トラブルシューティング」を選択

「詳細オプション」をクリックし、「UEFI ファームウェアの設定」選び、次の画面で再起動を実行する。これでUEFI(BIOS)が立ち上がる

BIOS(UEFI)のメインタブにある「Advanced」で、「GFX Configuration」を選択

「UMA Frame buffer Size」を選び、「サイズを「3G」から「4G」または「8G」に変更する。ここでは「8G」に設定している

 なお、メインタブ「Boot」にある、「Power Mode Select」にも注目。デフォルト「Balance」から、「Performance」に変更することで、パフォーマンスアップに期待できる。同時にこちらを設定しておくのもいいだろう。

「Boot」にある、「Power Mode Select」を「Performance」に変更

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