GMKtec「Nucbox K6」を深掘り! Ryzenモバイルの性能を最大限に引き出そう
2025年07月19日 18時00分更新
SODIMMの取り付け工程は簡単
増設するDDR5-5600 SODIMMが用意できたら、さっそく取り付けていこう。まずは標準メモリーの取り外しだ。メモリーが搭載されているメモリースロットの両端にある固定金具を爪先で横に開き、メモリーロックを外す。メモリーが持ち上がるので、斜めに引いて抜き取ろう。
続いては、用意したメモリーの取り付けになる。まずはメモリーとメモリースロットの切り欠き位置を合わせる。メモリーを斜めにして、スロットに差し込む。奥まで差せてあるのを確認しメモリーを倒していくと、スロット両端の金具がメモリーを固定する。2枚目(上段)も同じように取り付ければメモリーの増設は完了だ。
「Nucbox K6」に限らないが、メモリー取り付け時は、ACアダプターの端子を本体から抜くなど、通電していない状態で作業しよう。通電した状態でメモリーに触ると、故障することがある。
取り付けが完了したら、「タスク マネージャー」で増設した容量を認識しているか確認しよう。そのうえでストレステスト「OCCT:Memory」または、USBメモリーから起動してメモリーテストを行なう「MemTest86」を実行しておくと安心だ。
ビデオメモリーの割り当てを8GBに変更
デュアルチャンネル 16GB×2 32GBにアップグレードした「Nucbox K6」。増設するとともに、Ryzen 7 7840HS内蔵GPUのRadeon 780Mに割り当てるビデオメモリー容量を、デフォルト設定の3GBから8GBに変更するなど、最大限パフォーマンスを引き出せるようにカスタマイズした。
カスタマイズはBIOS(UEFI)から行なう。GMKtecのPCで、BIOS(UEFI)を呼び出すには、電源オン後に「ESC」キーを押し続けることで呼び出せる。ただ、ワイヤレスキーボードでは、呼び出せないこともあるので、ここではWindowsからの呼び出し方を紹介しよう。
なお、メインタブ「Boot」にある、「Power Mode Select」にも注目。デフォルト「Balance」から、「Performance」に変更することで、パフォーマンスアップに期待できる。同時にこちらを設定しておくのもいいだろう。
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