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MSI「Crosshair 16 HX AI D2XW」レビュー

脱フルHD、脱144Hzならコレ!5070搭載のゲーミングPCはプレイを有利に導いてくれるeスポーツ特化の盛り盛りスペック

2025年07月18日 11時30分更新

文● 石川ひさよし 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 インターフェースは、左側面にThunderbolt 4 Type-C(USB PD対応)×1、USB 5Gbps Type-A×1、右側面にオーディオコンボジャックとUSB 5Gbps Type-A×1、背面にUSB 5Gbps Type-A×1、HDMI×1、1GbE×1、ACアダプタ用ジャック。このほかWi-Fi 6E無線LAN(Bluetooth 5.3を統合)を搭載している。USB 5Gbps Type-Aが3面に分かれて配置されているのは特徴と言えるだろう。キーボードは左、マウスは右、外付けHDDは背面といった具合で接続するポートを選べるのが便利だ。

左側面はThunderbolt 4とUSB 5Gbps Type-A

背面にはUSB 5Gbps Type-A、HDMI、1GbE、ACアダプタ用ジャック

右側面はオーディオコンボジャックとUSB 5Gbps Type-A

 ACアダプタの定格出力は240W。CPUが最大ターボパワー160W、GPUが最大100Wといった仕様なのでおよそ妥当な出力だ。Thunderbolt 4がUSB PD機能に対応しているものの、稼働中の本製品に給電するにしても電力によるパフォーマンス制限が付く。モバイルする際に、USB PDなら(製品付属と比べて)小型の充電器で済むといった使い方が想定される。また、スリープ時の充電なら100W、電源オフ時なら65W以上といったUSB PD充電器の出力目安が提示されている。

定格出力240WのACアダプタが付属する

 ディスプレイは先述のとおり16型で2560×1600ドット、240Hzといったスペック。左右ベゼルはスリムで、ゲームプレイ時の没入感も高まる。上部ベゼルには手動プライバシーシャッター付きWebカメラ(92万画素)とマイクを搭載している。

画面占有率も高い16型2560×1600ドット、240Hzディスプレイ

手動プライバシーシャッター付きのWebカメラも搭載

 キーボードは10キー付きで、Fnキーを十字キーとCopilotキーの間に置くゲーミング向けの配列になっている。WASDキー、電源ボタンなどがスケルトン仕様になっているところもゲーミング仕様と言ってよいだろう。LEDバックライトは24ゾーン。発光色やアニメーションの設定は統合ユーティリティ「MSI Center」内の「Mystic Light」から行なう。

ゲーミング向けの配列でFnキーの位置が通常配列と異なる

キーの一部はスケルトン仕様

WASDキーもスケルトンでLEDが輝く

Mystic LightでLED制御を行なう

「Crosshair-16-HX-AI-D2XWGKG-0851JP」はメモリ64GB

 メモリ&ストレージおよびラインナップについて触れておこう。メモリはDDR5対応で、「Crosshair-16-HX-AI-D2XWGKG-0851JP」については64GB(32GB×2枚)搭載されている。ハイエンドモバイルでオンボード32GBメモリが見られるようになってきた昨今、ゲーミングノートPCもワンサイズ上のメモリを搭載するモデルが増えてきた。64GB搭載するのは基本的にはハイエンドゲーミングノートPCが中心で、コスパ重視のモデルになるとまだ32GBになる。Crosshair 16 HX AI D2XWシリーズのもうひとつのラインナップ、GeForce RTX 5060 Laptop GPUを搭載するCrosshair-16-HX-AI-D2XWFKG-0953JPは32GB(16GB×2枚)だ。なお、いずれもスペック上の最大搭載量は96GB(48GB×2枚)とされる。

「Crosshair-16-HX-AI-D2XWGKG-0851JP」は標準64GBメモリ

 ストレージについてはM.2 NVMe SSDで容量1TBだ。そして別途空きスロットが1基ある。メモリとストレージの増設、換装についてはMSI公認サポート店でのみ可能となっている。

PCI Express Gen4 x4クラスのNVMe SSDを採用

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