初代DOOMをプレイしてみた
レビューのトリを飾るのは「JN-MD-IPS7842でゲームプレイ」だ。はたして7.8型の1280×400ドットでまともに遊べるものなのか? ノートPCにインストールした「初代DOOM」で検証してみた。え? なぜ初代DOOMを選んだのかって? “なんとなく”である。
結論を述べると、JN-MD-IPS7842でもプレイできた。ただし、本機の解像度がゲーム内設定に反映されていなかったせいで、下図のようにウィンドウの下半分が枠外に隠れる形となった。これはよろしくない。困った困った。
そこで、ゲーム内のビデオ設定を開き、入力側のディスプレーを「JAPANNEXT MNT(JN-MD-IPS7842)」に変更。解像度の項目が「1280×400ドット」になっていることを確認してから、変更済みの設定を保存する。よし、これでうまくいくはずだ。
以下の画像が、JN-MD-IPS7842の解像度に最適化されたゲーム画面である。ウィンドウは画面枠にしっかり収まり、最適化前よりもだいぶ見やすくなった。ウルトラワイドディスプレーならぬ、”スモールワイドディスプレー”といったところだろうか。
7.8型のため、映像の迫力についてはもはや言うまい。当然のことながら、本機ではなく出力しているノートPCの画面で遊んだほうがよっぽど臨場感があった。しかしながら、初代DOOMが全画面で表示されたことだけは、全世界にお伝えしておきたい。
まとめ:珍しい・ユニーク・おもしろいの三拍子がそろった7.8型モバイルディスプレー
JN-MD-IPS7842は、筆者の心を揺さぶる「珍しい・ユニーク・面白い」が詰まった珠玉のモバイルディスプレーだった。これほどまでに好奇心が躍ったのはいつぶりだろうか。ガジェットマニアにも刺さる1台かもしれない。コレクション目当てで買っても良さそうだ。
また、1万4480円というお手頃価格も魅力の1つ。物価高な状況とはいえ、比較的手が出しやすい価格だ。7.8型で400×1280ドットのディスプレーはかなり特殊な部類だが、それゆえに使い道は限られてしまう。しかし、自分なりの最適解を見つけられれば、本機の利用価値はグッと高まるはず。
たとえば、昨今はUSB Type-Cを接続できるマザーボードが多い。リアパネルに迂回するために長めのケーブルは必要になるだろうが、デスクトップPC内部に設置してシステムをモニタリングするディスプレーにするのも一興。活用方法はアナタ次第だ。
| JN-MD-IPS7842の主なスペック | |
|---|---|
| パネル | 7.8型IPS(ADS、半光沢) |
| 解像度 (アスペクト比) |
400×1280ドット(5:16) |
| 表示色 | 1677万色(sRGB:95%) |
| 輝度 | 450cd/m2 |
| コントラスト比 | 900:1 |
| 視野角 | 160度(水平)/160度(垂直) |
| リフレッシュレート | 最大60Hz |
| 応答速度 | 最大35ms |
| インターフェース | Mini HDMI 1.4、USB Type-C |
| スピーカー | - |
| チルト | - |
| 高さ調節 | - |
| スイーベル | - |
| ピボット | - |
| サイズ/重量 | 約74(W)×15(D)×212(H)mm/約170g(本体)、約101(W)×78(D)×243(H)mm/約210g(スタンド込み) |
| その他 | - |
| 直販価格 | 1万4480円 |
■Amazon.co.jpで購入
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります




