JAPANNEXTの7.8型モバイルディスプレー「JN-MD-IPS7842」。直販価格は1万4480円
(c) 2024 ZeniMax. All rights reserved.
筆者は、「珍しい」「ユニーク」「おもしろい」を冠するモノが大好きな人間だ。それらに該当するモノを目にした途端、おっさんから少年に若返るような気分になる。「すっげー!」と興奮し、「なにこれ?」と興味を持ち、「欲しい!!」と叫ぶ子どもを想像してほしい。
興味深いモノと出会ったときの感情は人それぞれだが、筆者の場合、思わず童心にかえってしまうのだ。つい先日もそんな体験をした。きっかけは、JAPANNEXTの7.8型モバイルディスプレー「JN-MD-IPS7842」との出会いだ。珍しい・ユニーク・おもしろいの三拍子がそろった本機に見惚れてしまった。
そんなわけで、今回はJN-MD-IPS7842をレビューしていく。本機の特徴を紹介するとともに、前世代機との比較や使用感もあわせてお届けしたい。
持ち運びやすくて設置しやすい7.8型
最初の驚きは、JAPANNEXT製ディスプレー史上最も小さい(と思われる)7.8型サイズ。本体サイズは幅が約74mm、高さが約212mm、奥行が15mmで、500mlのペットボトルとほぼ同じイメージだ。それにしても小さい、いや小さすぎる。本機を目にした筆者の第一印象は、「こんなに小さくて大丈夫なのか?」だった。
ミニマムなサイズ感は、省スペースや携帯性を重視するユーザーの心をとまるだろう。デスクに置いてもジャマにならないうえに、本体とスタンドをいっしょに持ってみてもかなり軽かった(合計重量は210g)。
コワーキングスペースやカフェ、職場に本機を持ち込むことで、仕事の効率が上がるかもしれない。自宅はもちろん、外出先での作業のふだん使いにもってこいではないだろうか。
縦長の400×1280ドットか、横長の1280×400ドット
本機の解像度は縦置き時は400×1280ドット(画面比率は5:16)で、HD(1280×720ドット)よりもドット数は少ない。なお、付属のスタンドは横置きでも運用できる。
つまり、縦向きにすれは400×1280ドット、横向きなら1280×400ドットで使えるわけだ。見やすい(もしくは使いやすい)向きを選べるところも本機の魅力と言える。
また、主流のIPSパネルを採用しているところもいい。どの角度から見ても色変化が起きないうえに、色味もキレイだ。さすがにこのサイズ感だとテキストや資料の作成は厳しいが、動画や静止画を表示させるぶんには申し分ないと感じた。
広告やPVを流すためのデジタルサイネージでも活用できそうだが、スピーカーを内蔵していない点は注意が必要だ。もしサイネージ利用するなら、出力側のデバイスで音声を流そう。ここは本機の惜しいところだが、ただ単に映像を流すだけならそこまで気にすることはないだろう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります





