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内蔵ストレージよりも高速!? 外付けで実測7GB/sを発揮するThunderbolt 5搭載MacはSSD容量に悩む必要なし

据え置きで使うのに良さげなPDポートを装備

 もうひとつのは、Mac miniなどにマッチするシルバーカラーのTREBLEET製(型番なし)Thunderbolt 5対応エンクロージャー(以下 TREBLEET製TB5エンクロ)だ。デザインはシンプルというか、ややチープに感じたが、PD(Type-C)ポートを備えているのが特徴だ。

 ケースサイズは、実測で幅65.6mm、奥行き約104mm、厚さ約18.6mm。重量は実測149gになる。Thunderbolt 5コントローラーは、同じくIntel JHL 9480で、Thunderbolt 3/4やUSB4との下位互換も問題ない。

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TREBLEET製TB5エンクロは、いかにも外付けストレージといった感じだ

ケースはアルミニウム製だが、凹凸あるヒートシンク構造は、SSDと接触するカバー部のみとなっている

Thunderbolt 5ポートのほかに、PDポートを備える。使うかは微妙なところだが、利用すれば電力不足を心配する必要はなくなる

カバーはネジ×1本で固定されている。外すことでSSDを取り付けられる

SSDの固定にもネジが使われている。安っぽさを感じてしまうところだ

基板にある大きなチップが、Thunderbolt 5コントローラーのIntel JHL 9480だ

 ファンを搭載している点も、TREBLEET製TB5エンクロのポイントだが、ケース内への吸気ではなく、ケース内部の温まった空気を強制排気するように組み込まれている。これにより、SSD取り付けの側面にあるスリットから、新鮮な外気を吸気→熱で温まった空気は逆側面から強制排気といったケース内エアフローができあがる。

 TREBLEET製TB5エンクロは、ケース底面と基板部の間に5.5mmほどの隙間があるので、SSD裏面に1.5~3mm程度の薄型M.2ヒートシンクを取り付けできそうだった。なにも手を加えずに使えるのがベストだが、ひと工夫で冷却効果アップを狙えそうではある。

右側のSSD取り付け部スリットから給気し、温まった空気は逆側スリット部のファンで強制排気する

吸気スリットは大きく設けられている。自然な吸気でSSDを冷やすように考えられている

ケース内エアフローに加え、SSDの熱をカバーに伝えて冷却する。熱伝導パッドは付属するが、SSDに合わせて1、1.5、2mmといった厚さを用意しておきたい

主なメーカーのSSDでパフォーマンスを確認

 ACASISとTREBLEETのThunderbolt 5対応エンクロージャーに、主なSSDを取り付けて、そのパフォーマンスをチェックしてみた。テストには、M4 Proを搭載するMac mini(macOS Sequoia)を使用し、Mac定番ストレージベンチマークの「AmorphousDiskMark」と「Blackmagic Disk Speed Test」を実行した。

M4 Pro Mac mini。リアに3基のThunderbolt 5ポートを備えている

Thunderbolt 5 SSDストレージを使うことで、メインストレージは512GBでも問題なしと判断した

これまで512GBモデルのMacは、SSDのパフォーマンスがいまひとつなことが多かったが、M4 Pro Mac miniは十分高速だ

 パフォーマンスチェックに用いたSSDは、CTOでプラス18万円となる4TBを中心に、現在最大容量となる8TBモデルを用意した。

現在最大容量で、CTOで内蔵するとプラス36万円になる容量8TBもチェックした

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