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なんとプライムデーで5.5万円! GMKtecの手のひらサイズPC「Nucbox K6」は想定以上の性能で良いぞ

ほぼプラスチックの筐体はいまひとつ

 「Nucbox K6」を箱から出すと、まずその軽さに驚いた。それもそのはずで、筐体左右にある通気孔こそ金属素材だが、それ以外はプラスチックでできていたからだ。コストダウンのためだろうが、全体の質感に加え、フロントUSBポートへの抜き差し時に細かな傷がつきそうなのが残念なところ。

 サイズは、ちょっとしたスペースに置ける128×127×48mmで、重量は実測498gと軽く、ACアダプターと合わせても1kg弱となっている。

 ミニPCを持ち歩くことはないので、軽量の意味ある? と思うだろうが、モバイルモニターと組み合わせてホテルで使う出張用PCや、車中キャンプPCなんて使い方もアリなのだ。筆者は東京ゲームショウなどの取材時に、普段使っているMac miniとモバイルモニターをホテルに持ち込んで、撮影した写真の現像と原稿を書くのにミニPCを使うことがある。

 リーズナブルなモバイルモニターが増えたこともあり、ミニPCは考え次第で使い道が増えている。

本体重量は実測で498g。ACアダプターは電源ケーブルと合わせて517gだった

上面。GMKtecのロゴが大きく入っている。もう少し目立たないデザインだと良かったかも

底面部。ゴム足が取り付け済み。CPUクーラーの吸気口が備わっている

電源ボタンは緑色で、電源マークが白色に発光する。横の穴はリセットスイッチ。USB端子のほかイヤホン端子も備える

リアインターフェース。右からACアダプター端子、2.5ギガビットLANポート×2、DisplayPortとHDMI出力端子、USBポートになる。ボトムにはCPUクーラーの排気スロットが並んでいる

筐体左右には通気孔がある。上面と下面から吸気された風を排気する

基板両面にパーツがギッシリ詰まっている

 続いてPC内部をチェックしていこう。メモリースロットとM.2拡張スロットには、GMKtecロゴの入った上面側のパネルを外すことでアクセスできる。

 上面パネルは、樹脂フックで固定されている。パネルの角の凹に指をかけ、上面に手のひらをあて、テコの原理でパネルを持ち上げる感じだ。1ヵ所が外れれば他の面は簡単に外れる。

 上面パネルを外すと、中央にファンを備えたカバーが現れる。四隅のネジを外そう。ファンの電源ケーブルは基板に固定されている。ネジに加え、カバーはフックで固定されているので、オープナーがあるとラクだ。フックを外したら、カバーをそっと持ち上げ、基板から電源コネクターを取り外そう。

上面パネルは、計12ヵ所のフックで固定されている

メモリーとM.2 SSDに風を送る小型ファンを装備する。最適なエアフローを維持できるように、たまにファンを掃除したい。上面パネルの外し方はマスターしておこう

カバーは四隅のネジとフックで固定されている。ファンとともにカバーを取り外せる

無造作にカバーを持ち上げると、ファンの電源ケーブルやコネクターを破損することも。忘れずに基板から電源コネクターを抜こう

極小ファンでメモリーとM.2 SSDに風を送っている

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