JAPANNEXTの「JN-i245G144F」をレビュー
1.3万円で144Hz・HDR 10は破格すぎん? カジュアルにゲームを楽しむのに最適な高コスパ24.5型ディスプレーがコチラ
2025年07月20日 10時00分更新
インターフェースは必要最低限
今度は、JN-i245G144Fのインターフェースを見てみよう。以下の画像を見ればわかるように、HDMI、DisplayPort、電源ポートの3種類のみだ。HDMIとDisplayPortはどれも144Hzに対応しているため、ゲーミングPCのみならず、120Hz対応の家庭用ゲーム機のお供にふさわしい。
必要十分の端子を備えている点はメリットと捉えてもいいが、逆にいえば端子の少なさがデメリットと言わざるを得ない。複数台の家庭用ゲームを一台のディスプレーに接続したい場合は、少々不便に感じるかもしれない。
映像入力端子の数が多ければなおよしだったが、1万4980円を実現させる以上、インターフェースについては「致し方ない」と妥協するしかなさそうだ。
OSDメニューのデザインが妙にカッコいい!
ボタン入力もしやすく、メニュー内容も申し分なし
最後に、JN-i245G144FのOSDメニューについて触れたい。
OSDメニューの操作用ボタンは、本体の右側にある底面に設置。5つのボタンは等間隔に並んでいて、入力しても誤操作が起きにくくなっている。そのうえ、手が届きやすい底面にボタンが設置されているところもいい。これまで多くのJAPANNEXT製品を触ってきたが、本機のボタンは押し心地がいいため比較的扱いやすいと感じた。
個人的に面白いと感じた点は、OSDメニューのデザインがかっこいいことだ。ゲーミング製品らしいデザインというか、男心をくすぐるデザインというか、妙に惹かれるものがある。まさか本機のOSDメニューにそそられるなんて思いもよらなかった。
本機のOSDメニューは、ゲームに特化したものがほとんどだ。ゲームをプレイするうえで事欠かないものばかりなので、利便性はかなり高いといえるだろう。
1.5万円を切る安さが最高に◎
144Hz&応答速度1msを備えるスペック&コスパモデル!
JN-i245G144Fは、144Hz&1msの優れたスペックと1万4980円の安さを兼ね備えたゲーミングディスプレーだ。一番の懸念は価格と品質の釣りあいだが、実際に試用してみた結果、品質についてはいい塩梅に感じた。
リフレッシュレートが高ければ高いほど価格も上昇する傾向にある。144Hz対応のディスプレーも高い部類に入るが、その中でもJN-i245G144Fは最安値を記録している(執筆時点)。「144Hz・1ms・フルHD・24.5型」のキーワードに該当するディスプレーを求めていて、2万円未満に抑えたい人は本機がおすすめだ。
物価高の状況でありながら、1万5000円未満の価格で144Hzのゲーミングディスプレーが買える。その驚きは、番組の途中で報じられる臨時ニュースに近い。そんなJN-i245G144Fは、コスパを求めるユーザーにとって理想の1台になり得るだろう。
| JN-i245G144Fの主なスペック | |
|---|---|
| パネル | 24.5型IPS(FFS、非光沢) |
| 解像度 アスペクト比 |
1920×1080ドット 1500:1 |
| 表示色 | 1677万色(sRGB:99%) |
| 視野角 | 178度(水平)/178度(垂直) |
| リフレッシュレート | 144Hz |
| 応答速度(最大) | OD:6ms(GtoG)/1ms(MPRT) |
| インターフェース | HDMI 2.0、DisplayPort 1.4、オーディオ出力ほか |
| スピーカー | ー |
| チルト | -5度~+20度 |
| サイズ/重量 | 約558(W)×195(D)×330~426(H)mm/約2.8kg |
| その他 | AMD FreeSync、HDR 10、フリッカーフリー、ブルーライト軽減モード、VESAマウント(100×100mm) |
| 価格(7月10日現在) | 1万3480円 |
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