マウスコンピューター「DAIV KM-I7G7T」レビュー
ケース小型化で性能も引き続きバッチリ◎ 設置自由度がアップして魅力が増したクリエイター向けPC
2025年07月17日 12時00分更新
「DAIV KM-I7G7T」は最新CPU/GPU採用のおかげで基本性能が高く快適なのだ
クリエイター向けをうたうだけあって、「DAIV」シリーズはどのモデルも一般的なPCに比べてパフォーマンスが高めだ。今回試した「DAIV KM-I7G7T」の場合は、CPUにCore Ultra 7 265(最大5.30GHz、20コア/20スレッド)を、グラフィック機能としてはNVIDIA GeForce RTX 5070 Tiを搭載していた。
Core Ultra 7 265は、高性能のPコアを8基、高効率のEコアを12基備えた20コア/20スレッドのプロセッサーで、最大5.30GHzで動作する。GeForce RTX 5070 TiはBlackwellアーキテクチャを採用し、前世代から処理能力とAIを強化したミドルハイクラスのグラフィックカードだ。評価機の主な構成は次のとおり。
| 「DAIV KM-I7G7T」試用機の主な仕様 | |
|---|---|
| CPU | Core Ultra 7 265(最大5.30GHz、20コア/20スレッド) |
| グラフィックカード | NVIDIA「GeForce RTX 5070 Ti」 |
| メモリー | 32GB(16GB×2/デュアルチャネル) |
| ストレージ | 2TB(NVMe Gen4×4/TLC) |
先述の通り最新CPU/GPUが採用されているわけだが、では実際実力はどの程度だろうか? その性能をチェックするためベンチマークテストをいくつか実行してみることにした。
まず、CPUのパフォーマンスを測るためCINEBENCH 2024を実行したところ、マルチコアが1452pts、シングルコアが135ptsだった。シングルコアの性能が高いのが印象的だが、マルチコアも順当に進化している。
次にPCの総合的なパフォーマンスをチェックするPCMark 10を試してみたところ、次のようになった。
| PCMARK 10スコア | |
|---|---|
| 総合スコア | 9244 |
| Essentials | 11217 |
| Productivity | 9762 |
| Digital Content Creation | 19577 |
快適さの目安は、基本性能を示すEssentialsが4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500以上、クリエイティブ系アプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450以上となっているが、そのいずれも倍以上となった。クリエイター向けと謳っているだけあってDigital Content Creationのスコアの高さが目立つ。高解像度動画編集のような負荷の高い用途にも、十分対応できる性能を持っていることがわかる。
次に、「3DMARK」でグラフィックス性能をチェックしてみた。
| 3DMARKスコア | ||
|---|---|---|
| テスト | 総合スコア | グラフィックスコア |
| Steel Nomad | 6500 | 65.00fps |
| Steel Nomad Light | 29262 | 216.76fps |
| Time Spy | 24612 | 27119 |
| Time Spy Extreme | 12648 | 13365 |
| Fire Strike | 45730 | 58406 |
| Fire Strike Extreme | 32804 | 34535 |
| Fire Strike Ultra | 17971 | 17634 |
ミドルハイクラスのRTX 5070 Tiを搭載しているだけあって非常に優秀なスコア。前世代の上位モデルRTX 4080と比べても同等以上なので、GPUアクセラレーションを使う処理や動画のエンコードなどもそれだけ快適に行えることが期待できる。
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