マウスコンピューター「DAIV KM-I7G7T」レビュー
ケース小型化で性能も引き続きバッチリ◎ 設置自由度がアップして魅力が増したクリエイター向けPC
2025年07月17日 12時00分更新
背面の大型ファンと内部上面の2基のファンで冷却性能を高め、拡張性もしっかり確保
本体内部には、背面のネジを外してサイドパネルをずらすだけで簡単にアクセスできる。ネジで固定できるおかげで、運搬時にパネルが外れてしまうなどのトラブルが起きにくい。配線はマザーボードの裏側に回されており、ケース内はケーブルが目立たずスッキリとした印象。
フルタワーケースに比べると内部スペースは当然狭いが、底面のメッシュフィルターから取り入れた空気を、本体背面の大型ファンと上面の2基のファンで外に逃すエアフローになっており冷却性能は高い。裏配線でケース内が整理されていることもあって熱がこもりにくいようで、負荷の高い処理を長時間続けた場合でも安定して動作していた。
拡張スロットはPCI Express ×16が2(空き1、上から2番目のスロットは×4動作)、ストレージベイは3.5インチシャドウベイが1(空き1、2.5インチ共用)、スリム光学式ドライブ用の拡張ベイが1(空き1)となっている。
メモリースロットは2基で、最大64GBまで搭載可能。M.2 SSDは1基で、評価機の場合は2TBのTLC SSD(NVMe Gen4×4接続)が搭載されていた。
光学ドライブや大型グラフィックスカードなども装着できるようになっており、ミニタワーとはいえ拡張性は高い。ちなみに大型グラフィックスカードを装着した際に自重や振動でずれたり脱落したりしないよう、ガッチリ固定できるサポートバーも用意されている。輸送や経年による脱落を防いで安心して使えるのも魅力的なポイントだ。
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