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聴いてわかる! 旬の音で体感した最新サウンドの実力

夏のヘッドフォン祭mini2025の注目機種、真夏の東京に50社が集まる

2025年07月09日 17時00分更新

FOSTEXの平面駆動ヘッドホンに密閉式が登場

 全面駆動型平面振動板を使った「T50RPmk4」と「T60RPmk2」に密閉式が追加された。50と60の違いはハウジングの素材だけでドライバーは同じものが使われ、どちらもセミオープン型である。今回、より遮音性の高い密閉型が欲しいというユーザーニーズに応えて、通気部を遮音した密閉ハウジングを採用してサウンドバランスをチューニングした「T50RPmk4CL」と「T60RPmk2CL」が登場した。

 確かにヘッドフォン祭の会場のような周囲がざわついた環境下では密閉式の方が音数が多く、高域がクッキリと聴こえることを実感した。用途に応じて選択の幅が広がったと言える。

左がセミオープン、右が新製品の「T50RPmk4CL」。ロゴの色で見分けるしかない。

こちらは左が新製品の「T60RPmk2CL」。ハウジングに穴がないため違いが分かりやすい。

STAXの静電型新製品「SR-007S」

 静電型ヘッドホンの老舗STAX(スタックス)から6月30日に発売されたばかりの「SR-007S」をハイエンドのドライバーユニット「SRM-T8000」で試聴するシステムが組まれた。ドライバーユニットには専用オプションのUSB DACモジュール「UIM-1」が装着済である。

 「SR-007S」は振動膜と固定電極を変更した新型ユニットを採用。新設計の固定電極は開口部の直径を20%小さくすると同時に高精度なエッチング処理により音響特性を高めたという。聴いてみるとお馴染みのウォームでシルキーな音色。しかもハイスピードで広い音場、女性ボーカルが心地よい。上級機を聴かなければ、これで満足と思わせてくれる音質だった。

「SR-007S」にステンレス製パーツが使われ高級感もアップした。

ドライバーユニット「SRM-T8000」は真空管を使ったハイブリッド構成。

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