週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

聴いてわかる! 旬の音で体感した最新サウンドの実力

夏のヘッドフォン祭mini2025の注目機種、真夏の東京に50社が集まる

2025年07月09日 17時00分更新

Pentaconnの金属コア内蔵イヤーピース

 「Pentaconn COREIR mini STAINLESS STEEL」は人気のCOREIRシリーズのショートタイプで、比較試聴するとボーカルがよりダイレクトに聴こえ低音はアルミ合金よりも抑えられる印象だ。響きはアルミ合金、ステンレス、ブラスの順に豊かになるそうだ。試聴には「sloflo MS001GM」を使った。

「sloflo MS001GM」はダイナミック型のシングルドライバーを搭載して、厚みのある中低域の再現を追求した。

「Pentaconn COREIR mini STAINLESS STEEL」は4サイズ1ペアで1980円。

金属コアの全長を約87%に抑えて完全ワイヤレスイヤホンに対応させたイヤーピース。

VOLK AUDIOから「ETOILE」の世界限定モデル

 VOLK AUDIOとは聞き慣れないブランドだ。アメリカ、ジョージア州アトランタに本拠地のあるオーディオブランドで、有名IEMメーカーで製品設計開発、製造、販売に携わっていたJack Vang氏が2025年4月に創設した。

 その第一弾がVOLK AUDIO「ETOILE」。さらに特別仕様の世界350台限定モデル “Founder’s Reserve Edition” が展示された。内部は10ドライバー構成と非常に凝っていて超低域から低域用にダイナミック型を1基、中域から中高域にBA型を4基、高域から超高域に静電ドライバーを4基、高域から超高域に独自の静磁ドライバーを1基搭載する。

 静磁ドライバーは静電型ドライバーに分類されるもので、より低い電圧で駆動でき平面振動板のように低歪で高解像度が得られるという。その音はフラットバランスで、極めて自然な音のつながり、中低域に量感があり、中域はなめらか、高域もなめらかでクセのない音だ。言われなければこれが10ドライバーとは思えない。ニアフィールド・モニターを目指した音に相違なかった。8月発売予定で予想価格は66万円。

フェイスプレートに24金メッキ加工された限定モデルの「ETOILE」。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事