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【今月の自作PCレシピ】Core Ultraで組む動画編集におすすめの1台!

インテル 200Sブーストが使えるZ890マザーボード

 マザーボードは、インテル LGA1851向けのなかでは最上位に位置し、200S K/KFモデルで200Sブースト機能を活用できるインテルZ890チップセット採用モデルからチョイスだ。

 ここで組み合わせたのは、最新スペックや組みやすさを網羅し、3万円台弱の特価が出ているGIGABYTE「Z890 EAGLE WIFI7」を選んでいる。

 最新、最速の無線LAN規格となるWi-Fi 7に、PCIe5.0対応のビデオカード拡張スロットやPCIe5.0×4接続に対応するM.2拡張スロット、USB4、2.5ギガビット有線LANポートなど、いま欲しいと感じる機能が搭載されている。

 さらにSSDヒートシンク、SSDをツールレスで着脱できるギミックなど、組み立てやすさも備えるマザーボードとなっている。

インテルZ890チップセットを採用するGIGABYTE「Z890 EAGLE WIFI7」。「AORUS」シリーズの下位に位置づけられる「EAGLE」シリーズに属している

Core Ultra 200Sの性能を最大限引き出せる堅牢な17フェーズ電源回路など、スペックは充実。M.2拡張スロットも計4基と、ストレージの拡張性も優秀だ

9ポートのUSB Type-Aや、USB4.0 Type-C(DP Alt Mode対応)ポートなどを備えている。Wi-Fiアンテナを、簡単に接続できる「WIFI EZ-Plug」の採用も良いところ

 メインメモリーは、高速な6000MHz駆動をサポートするcrucial「crucial PRO DDR5-6000」の64GBモデル(32GB×2枚)になる。容量64GBで動画編集だけでなく、さまざまなクリエイティブな用途に対応できる。

定番人気のメモリーで、ヒートスプレッダーを装備する

DDR5-6000駆動で、32GB×2枚 64GBを搭載する

動画編集シーンで効く高速ストレージ

 メインストレージには、主流のPCIe4.0×4を上回る読み出し、書き込み速度を発揮するPCIe5.0×4インターフェース対応NVMe M.2 SSDを組み合わせている。

 1万4000MB/秒台を発揮するPCIe5.0×4最速クラスはコストが大幅アップするが、読み出し速度1万MB/秒台のセカンドクラスなら、2TBで2万円近くも価格を抑えられるという。

 ここでは読み出し速度1万MB/秒、書き込み速度8200MB/秒を発揮し、2TBで2万7000円台となっているKIOXIA「EXCERIA PLUS G4 2TB」を選んでいる。

 PCIe4.0×4 SSDからは、5000~7000円アップするが、ストレージからの読み書き速度が比較的影響する動画編集シーンでは、十分メリットがあるという。

コストを抑えてPCIe5.0 SSDを導入できるとあって人気のKIOXIA「EXCERIA PLUS G4」

DRAMキャッシュレスで、2TBは読み出し速度1万MB/秒、書き込み速度8200MB/秒を発揮する

静かに冷やせる360mmラジエーター水冷クーラー

 CPUクーラーは、オーバースペック気味ではあるが、360mmサイズラジエーターを採用した簡易水冷クーラーだ。

 数あるなかから、紅谷さんが選んだのは、LEDギミックを搭載しないシンプルデザインに、高い冷却性能と静音性に手ごろな価格と魅力いっぱいなCORSAIR「NAUTILUS 360 RS」になる。

 アドレサブルRGB搭載モデルとともに、ここ最近の定番簡易水冷クーラーと言えるだろう。

LEDギミックを搭載しないシンプルデザインのCORSAIR「NAUTILUS RS」シリーズ。360mラジエーターモデルは1万5980円だ

放熱面積の多い360mmサイズラジエーター。静音性を重視してファン回転数を抑えて運用するのもありだ

ウォーターブロックは、標準的な4箇所ネジ留め固定でスムーズに取り付けできる

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