例③:複数の会議メモをテーマ別に整理・要約
会議メモがたまってくると、あとから見返すのが面倒になりがちだ。とはいえ、重要な議論や決定事項は埋もれさせたくない。そんなときこそ、Gemini CLIが使える。
プロンプト:このフォルダ内の会議メモをすべて分類・要約して
Geminiが全ファイルを読み込み、「進行中の議題」「繰り返し出てくる問題」「決定事項」など、内容に応じて自動的に分類。頻出テーマごとに要点を整理してくれる。
まとめられた内容は、そのままMarkdown形式で保存しておけば、あとからの共有や確認にも便利だ。
プロンプト:この内容を「会議まとめ.md」として保存して
雑多に積み上がる会議メモを、自然文だけでまとめ直せるのは、Gemini CLIならではの強みといえる。
チャット感覚で実用的な作業がこなせる
ここまで、Web検索、テキストの分類・要約、書類作成といった例を紹介してきた。どれも難しい操作は一切なく、自然な言葉での指示だけで完結するのが特徴だ。
Webでの情報収集から、社内資料の整理、アウトプットの保存まで。Gemini CLIは、従来のチャットボット型AIでは手が届きにくかった領域を、コマンドラインという形で実用レベルに引き上げてくれる。
特別なスクリプトやプログラミングは不要。「ちょっと手伝って」と話しかける感覚で、日々の業務を効率化できるのがGemini CLIの魅力だ。
もちろん、Geminiはコーディング能力も備えており、スクリプト作成やデバッグといった高度な作業も可能だ。知識がある人は積極的に活用できるし、文系ユーザーも自然言語で質問すれば丁寧に教えてくれる。これを機に、CLIに触れてみるのも悪くない選択だろう。
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