パリ・エアショーの取材でパリを訪問していました。乗り継ぎなどで立ち寄ってはいたものの、ちゃんとパリに滞在するのは久しぶり。せっかくなので散歩がてら、パリの街中をいろいろ移動して回ってみることにしました。
●数年ぶりのパリ滞在で気づいた、“交通革命”!
パリ市内とその近郊(イル・ド・フランス地方)を移動する際に、大きく変わったのが、公共交通機関の料金体系と支払い方法です。これまでイル・ド・フランス地方では、欧州都市によくあるゾーン制(移動距離によって料金が異なる仕組み)を採用していましたが、2025年1月からは地域内同一料金となりました。
現在の料金は以下の通りです。
•鉄道・地下鉄:2.5ユーロ/約423円(有効時間:2時間)
•路線バス・トラム:2ユーロ/約339円(有効時間:1時間半)
ただし、ちょっとわかりにくい点もあります。たとえば鉄道や地下鉄は、有効時間内でもいったん改札を出てしまうと再入場ができません。つまり、同じチケットでの乗り直しは不可です。
一方で、路線バスやトラムは一度降りても、時間内であれば同じチケットで別のバスやトラムに乗り継ぐことができます。
また鉄道や地下鉄から路線バスとトラムへの乗り継ぎや、その逆は不可。なのでその場合は、2.5ユーロと2ユーロのチケットをそれぞれ買う必要があります。欧州のゾーン制を導入している都市は共通のところが多いので、ちょっとややこしいですね。
●空港から市内への直行バスが安くなった
また、空港発着の交通手段は通常の公共料金とは別料金になっており、以下のような価格設定です。
・シャルル・ド・ゴール空港発着の鉄道:13ユーロ/約2200円
・オルリー空港発着の鉄道:13ユーロ/約2200円
・シャルル・ド・ゴール空港〜オペラ座(パリ中心部)直行のロワシーバス:13ユーロ/約2200円
ちなみに空港からの鉄道は11ユーロ前後からの値上げですが、ロワシーバスは16.60ユーロからの値下げになります。空港から市内中心部までダイレクトで行けるロワシーバスの値下げは、節約旅行者にはうれしいポイント。
●わずか2ユーロで市内までたどり着ける
価格を抑えたい格安旅なら、路線バスを乗り継ぐことで、たった2ユーロでパリの中心部まで行けるようになりました! そのため、筆者は路線バスをメインに移動しました。
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