Extend機能で動画を延長してみよう
V1 Video Modelの動画は初期状態で5秒間の長さだが、「Extend」機能を使えば、1回あたり約4秒ずつ、最大4回まで延長が可能となっている。これにより、最大で21秒(5 + 4 + 4 + 4 + 4秒)の動画を作成できるようになる。
動画を延長するには、Create画面で動画のサムネイルにマウスカーソルを重ねる。すると「Extend Auto」「Extend Manual」という2つのボタンが表示されるので、どちらかを選んでクリックしよう。そこから続きのプロンプト入力または自動生成がスタートする。
Autoモードでは、前の動画の流れをAIが自動で判断し、それに沿った続きのシーンを生成してくれる。とくに細かい指示が不要な場合はこちらが手軽だ。4秒延長したので9秒の動画になっている。
一方、Manualモードでは、延長したい方向性やアクションを具体的に英語でプロンプトとして記述する。たとえば「the girl jumps excitedly and waves both hands」のように、動きの内容を短く端的に伝えることで、限られた尺でも印象的な演出を加えることができる。
Midjourneyの動画生成機能には、他のAIツールで見られるような“動画の最初と最後のフレームを一致させて自然にループ再生できる”ための専用モードや自動処理は用意されていない。そのため、ループ動画として活用したい場合は、手動で最初と最後の動きを一致させるようにプロンプトを調整するか、外部ツールで編集を加える必要がある。
また、動画は最初の5秒に加え、約4秒ずつ延長される形式のため、それぞれのセグメントごとに動きを完結させるような構成にすることで、継ぎ足しても不自然さを感じにくくなる。たとえば、最初の5秒では手を振る、次の4秒では目を閉じて表情が変化する、さらに4秒で目を開き、最後にズームアウトで場面を締める――といった具合に、パートごとに意味のある動きを分けて構成すれば、自然で印象的な動画に仕上げやすくなる。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります


