週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

水冷+ペルチェで身体に負担なく安全に体を冷やす

水冷PCの気持ちがわかる…わかるぞ…! 冷却服にシンプルに感動しました

当然ですが、中は暑いです。どのくらい暑いかを確認しようと、奥の温度計を見ると……

テントの中は気温36.4度、湿度42%。真夏の冷房ナシ環境だとこのくらいになりますよね

 いくらアイシングギア2を着ているとはいえ、暑いものは暑いです。しかし、普段であればスグに汗が出てくるはずですが、そういった気配はありません。

 もちろん、まったく汗が出ないわけではないですが、だらだら出ることはなく、ケロッとしていられます。

椅子に座ってしばらく耐えてみましたが、ほとんど汗をかきませんでした。そのためテントの外から撮影していたスタッフに「中は本当に暑いの?」と疑われるほど

 暑いはずだけど背中が冷たく不快じゃない、というのは何とも不思議で、脳がバグってるのかなと思うほど。暑いというか、気温が高いなと感じるだけの、どこか他人事みたいな感覚です。なるほど、これなら酷暑環境でも耐えられるでしょう。

 サウナテントの中がそれほど暑く感じなかったため、温度計の36.4度は間違いで、実は暑くなかったのかなとも思いましたが、テントから出ると……やっぱり違いました。エアコンの効いたオフィス、明らかに涼しいです。

サウナテントから顔を出すと、気温差が。テント内は間違いなく酷暑環境です

これが医療用のアイシングシステムで培った技術かっ!(広報写真より)

 体にフィットしているため、移動や、かがむといった動作でも冷却ユニットが揺れず、ほとんど気になりません。また、服が膨らんだりもしないため、アイシングギア2を着ていることを忘れてしまうほどでした。

体を冷やすだけでなく、冷感にも配慮

 アイシングギア2でずっと冷却を続けていると体が慣れてしまい、冷たさを感じにくくなってしまいます。この対策として、水冷パッドに流す水の温度はひたすら冷やし続けるのではなく、一定間隔で強弱をつけているそう。これによって慣れを防ぎ、長時間の冷感が維持できるとのことでした。

 価格は一式15万9500円と高く、個人で買うにはなかなか勇気が必要となります。しかし、酷暑環境で活動するのであれば、体を守るためにも導入を検討してもいいのではないでしょうか。とくに仕事用としてであれば、前向きに考えたいところです。

●お気に入りポイント●

・セパレートタイプで作業着も着れる

・風による作業環境への影響がない

・体にフィットするので動きやすい

この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事