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ANAの新境地

【超快適】ANAの"個室型"ビジネスクラスシート「THE Room FX」座ってみた!✈️

2025年06月25日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

ANAが中型機の787-9にドア付き個室型のシート「THE Room FX」を投入します

 6月16日から22日までフランスで開催されていた「パリ・エアショー 2025」にて、ANAの国際線ビジネスクラス新シートのお披露目があるとのことで、プレスツアーに参加。現地で注目の新シートを取材してきました!

パリ・エアショー 2025で、ANAの国際線ビジネスクラス新シートを発表

●ビジネスクラス刷新の舞台は「ボーイング787-9」

 今回発表され国際線ビジネスクラス新シートは、ANAが運航しているボーイング787-9型機向けのもの。これまでボーイング787シリーズでは、オープンタイプのフルフラットシートを互い違いに配置したスタッガードシートを採用していました。今回の新シートでは、ドア付きの個室型を採用しています。

中型機の787-9にドア付き個室型のシートを投入

前後の向きを互い違いに配列することで、ゆったりとした空間を確保できているそう

大型のサイドテーブルがあります(こちらは窓際のシート)

●構想7年!プリリクライニング方式の「THE Room」

 ANAでは大型機ボーイング777-300ERにドア付き個室型の「THE Room」を採用しており、広いスペースやプライベート感が人気のシートとなっています。今回は中型機のボーイング787でも、その快適な体験を中型機でも提供することを目指して開発。新シートには「THE Room FX」という名前がつけられました。「FX」はFuture Experienceの略で、未来の空の体験を意識しているそうです。

ドアや仕切りはTHE Roomよりも薄型化して、座席の広さを確保

 新シートは、航空機シートメーカーのSafran Seatsと英国のデザイン会社Acumen Design Associatesの協力のもと、7年以上の構想期間を経て開発。中型機にドア付き個室型シートを搭載するため、いちばんのポイントは背もたれをあらかじめリクライニングさせた状態で固定した「プリリクライニング方式」の採用です。

背もたれは稼働しない、プリリクライニング方式を採用しています

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