週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

「なめた…詰んだ…」を救う救世主、その名も「なめた精密ネジはずし」

●先端の「刃」が食い込む!

 サイズは小さくなっているとはいえ、潰れたネジを外す原理は同じ。ビットの先端をネジ本体に食い込ませ、穴とは関係なくネジを回すというものです。そのため、ビットの先端は鋭い刃があり、ドライバーというよりも、ドリルのようになっています。

側面にらせん状の溝もあって、もはやドリル

 正常なネジを回そうとすれば、ネジ穴を破壊してしまうのでオススメできません。あくまで、ネジ穴がバカになって外せなくなったネジに使いましょう。

 セットになっているハンドルは、プラスチック製。頭部のキャップは回転式となっているので、上から押さえ付けながらネジを回すのに向いた構造となっています。

キャップ部がクルクルと回転します

 ハンドルへの取り付けは、ビットを挿し込むだけと簡単。少し固いので、刃先で怪我をしないように気をつけながら、奥までしっかりと押し込みましょう。白い帯の端まで挿し込めればOKです。

奥まで挿し込むと、白い帯のところまで入ります

 ネジを外すコツは、しっかりと垂直に押し付けながらゆっくり左へ回すこと。説明によると、押し付ける力を【8】、回す力を【2】とするのがいいようです。空回りさせないことを意識すれば、うまく外せるでしょう。

製品紹介ページや製品パッケージの裏にある説明。押し付けが大事です

 とはいえ、小さな精密ネジなので、そこまで固いことはそうそうありません。力いっぱい押し付けてビットの先端が欠けてしまう、グラグラと斜めになったまま回す、といったことにならない程度の押し付ける力で十分です。

 気持ちとしては、ネジをなめないよう慎重に作業するときと同じ感覚で回せばいいと思います。

なめないよう、慎重に作業する時の力加減で回します

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事