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ローカルAI、スマホでサクッと動かせる グーグル「AI Edge Gallery」

2025年06月13日 17時00分更新

Prompt Labの機能

 AI Edge Galleryには「Prompt Lab」という単発タスク専用の機能が用意されている。通常のAI Chatが会話を続けていくのに対し、Prompt Labは「この文章を要約して」「このコードを修正して」といった明確な作業を一度だけ処理するのに特化している。

「Prompt Lab」をタップ

 画面上部のタブでモード変更が可能。「Free form」はユーザーが自由にタスクを設定できるオープンな機能。テンプレートに縛られず任意の指示を与えることができる。最も柔軟性が高く、創造的な用途や特殊な要求に対応可能だ。

 「Rewrite tone」は、既存の文章のトーンや文体を変更するテンプレートだ。ビジネス文書をカジュアルに、堅い文章を親しみやすく、あるいは逆にフォーマルな表現に書き換えるなど、同じ内容を異なる雰囲気で表現したい場合に便利。メール文面の調整や、読者層に合わせた文章作成に活用できる。ただし現在のところ日本語には対応していないようだ。

「Tone:Polite」のプルダウンでトーンを変更

 「Summarize text」は、長い文章や資料を短くまとめるテンプレート。重要なポイントを抽出し、元の内容を簡潔に整理してくれる。会議資料の要約、記事の概要作成、レポートのエグゼクティブサマリー作成など、情報整理の効率化に役立つ実用的な機能だ。

「Style」プルダウンで要約の程度を変更

 「Code snippet」はプログラムコードの生成や修正を行うテンプレート。「Pythonでファイルを読み込むコード」「JavaScriptで配列をソートする方法」など、具体的な処理を実装するコード片を生成してくれる。

 対応言語は「C++」、「Java」、「Java Script」、「Kotlin」、「Python」、「Swift」、「TypeScript」が用意されている。

 Pythonでプログラムしてもらったところ。

 コードの説明がとても詳しく場合によっては実行結果も表示してくれるので、プログラムの学習やちょっとした作業の自動化に便利で、開発者にとって実用性の高い機能といえる。

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