モーター×V12エンジン=1015馬力の衝撃! ランボルギーニ「レヴエルト」が示すスーパーカーの未来
2025年06月01日 15時00分更新
【まとめ】ランボルギーニとしての矜持を失わず
それでいて、時代に合わせる柔軟性
まとめると、レヴエルトはランボルギーニの歴史と哲学を受け継ぎつつ、未来のスーパーカー像をみせてくれる1台です。V12エンジンという伝統を守りながらも、ハイブリッド化による環境対応とパフォーマンスの両立を実現するだけでなく、前モデルのアヴェンタドールと比べても、出力・加速・運動性能すべてにおいて大幅な進化を遂げています。
また、アクティブエアロやリアホイールステアリング、13種類のドライビングモード(ほとんど使えず)など、走りの幅も格段に広がっています。さらに、先進のADASやコネクテッド機能も備え、日常使いの快適性や安全性も大きく向上しています。
インテリアは男子が大好きな戦闘機を思わせる近未来的なデザインと、ラグジュアリーな素材で所有欲は確実に満たせるでしょう。
一方で、車高が極端に低く、車幅が2.2m超と超ワイドなため、狭い道や段差には注意が必要ですが、車高を上げるフロントリフターや広いガラスエリアによる視界改善など、実用面も配慮されています。とはいえ、走れる道は限られますが。
いろいろ述べてきましたが、レヴエルトに乗って感じた最大の魅力は、どう見ても普通のクルマではない存在感だと思います。とにかく街でみんな振り返りますし、インバンドの人たちには写真撮られまくるし、なんならサムアップもされました。目立ちまくるので、悪いことはできません。
V12エンジンが始動した瞬間の咆哮、暴力的な加速とそれを制御する圧倒的なストッピングパワー。そして、EVモードで静かに街を流すという今までのランボルギーニにはなかった体験。すべてが「特別」な存在です。所有しているクルマでドヤれる時代でもありませんが、レヴエルトはドヤっていいクルマです。究極に所有欲を満たしてくれるでしょう。
価格も性能も“別世界”のレヴエルトは、筆者含め世の中のほとんどの人が買えないクルマですが(数年先まで受注が埋まっているとか)、「これこそスーパーカーだ!」を体感できる1台です。
もし手に入れることができたなら……筆者も乗せてください!
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