Roborockは5月27日、新製品発表会「Rock A New ERA」を開催。新製品発表会では日本市場向けにフラッグシップモデルに加えて、ファミリー層のライフスタイルに寄り添ったという製品ラインナップを紹介した。
フラッグシップモデル「Roborock Saros 10」
新フラッグシップシリーズとして「Sarus」を発表し、その第一弾として「Roborock Saros 10」(ロボロック サロス イチゼロ)を紹介。
最大の特徴は、新開発の自動昇降式のLDSレーザーセンサーと上方向ToFセンサーを組み合わせた独自のナビシステムだという。このシステムにより、本体の昇降を自動制御し、本体高さを7.98cmという超薄型に抑えつつ、従来入りづらかった家具の下など低く狭い場所へのスムーズな進入と本体損傷の防止を実現している。
また、Roborock史上最強とうたう2万2000Paの吸引力を実現し、大きなゴミから微細なハウスダストまで強力に対応。
掃除の悩みである毛の絡まり対策として、「デュアル毛がらみ防止ブラシ」と、四隅のゴミを逃さない伸縮式サイドブラシを搭載。毛の絡まり率0%、隅のカバー率100%が実証されているという(第三者機関のテスト)。
進化した水拭き機能は、毎分最大4000回の高速振動と高加重による力強い水拭きにより、液状の汚れから乾いてこびり付いた頑固な汚れまでキレイにするそう。
Saros 10専用の8way全自動ドックは、ゴミ収集、モップの洗浄・乾燥(80度温水洗浄で細菌99.99%除去、60度熱風乾燥)、給水、洗剤自動投入、高速充電(約150分でフル充電)を全て自動で行い、メンテナンスの手間を最小限に抑えられるとする。
Saros 10の価格はオープンプライス(希望小売価格は28万5780円)で、6月6日より全国のヤマダデンキおよびヤマダウェブコムにて発売予定、5月27日より予約受付を開始した。
ミドルモデル&エントリーモデルも一挙投入
ミドルモデルとしては「Roborock Qrevo C」(ロボロック キューレボ シー)を紹介。
デュアル毛がらみ防止ブラシにより、毛の絡まり率0%を実現しているほか、1万2000Paの吸引力と最大毎分200回転の水拭きモップ、カーペット検知時の自動モップリフトアップで部屋を掃除可能。障害物回避機能も搭載している。
また本体幅よりもスリムなコンパクトサイズの4way全自動ドックQCを搭載し、モップ洗浄、乾燥、給水、ゴミ収集を自動で行える。価格はオープン(希望小売価格は16万4780円)。
エントリーモデルとしては、日本の住環境に合わせたというコンパクトなボディの「Roborock Q7T+」(ロボロック キューナナティープラス)と「Roborock Q7T」(ロボロック キューナナティー)が紹介された。
いずれもRoborock史上最もコンパクトなボディサイズ(幅32.5×奥行32.7×高さ9.9cm)をうたう。コンパクトながら1万Paのパワフルな吸引力を搭載し、新形状のメインブラシとサイドブラシで毛の絡まりを抑制可能。
水拭きは3段階で水量を変更可能で、大容量タンク(Q7T+ 280ml/Q7T 270ml)を搭載しているほか、LDSレーザーセンサーによる高精度マッピング機能も備える。Q7T+は紙パック式自動ゴミ収集ドック(約60日分収集可能)を搭載する(Q7Tには自動ゴミ収集機能はなし)。
価格はオープンプライス(Q7T+の希望小売価格は7万6780円、Q7Tは5万4780円)。
Roborock Qrevo C、Roborock Q7T+、Roborock Q7Tはいずれもヤマダデンキおよびヤマダウェブコムにて6月6日発売、5月27日予約開始となる。
新製品発表のほか、体験ブースと展示ブースが用意
発表会で登壇したDan Cham氏は、2年連続でロボット掃除機ブランドとして世界ナンバーワンであることは、ユーザーのサポートと認識のおかげであると感謝を述べた。
2019年からの累積資金調達額は600億元、日本円で1兆円を超えていたと発表。現在、世界中で150万世帯以上でRoborock製品が使用されているという。
Roborockは2025年も複数のシリーズを進化させ、暮らしを支える製品を届けていく予定だという。
また発表会後には、体験ブースと展示ブースが用意され、盛況の様子だった。
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