GeForce RTX 5060 Ti搭載PCでは世界最小(ZOTAC調べ)
ミニPCで高スペックなAIPCなど、ZOTACの新製品は“コンパクトかつパワフル”
2025年05月23日 21時38分更新
古くから小型PCを製造し定評があるZOTAC。COMPUTEX TAIPEI 2025のZOTACブースに展示してあったハイパフォーマンスなミニPCとハンドヘルドパソコンを紹介しよう。
この小ささでこの性能!? と驚くコンパクトなパソコンがズラリ
続いて紹介したいのが、コンパクトなパソコンだ。1つ目は、AMD Ryzen AI MAX 390を搭載する「MAGNUS EAMAX390C」。こちらのモデルは従来モデルも人気だったが、Ryzen搭載モデルを出してほしいという声も多かったので、今回用意したとのことだ。
Ryzen AI MAX 390に内蔵されているGPUのRadeon 8050S グラフィックスは、NVIDIAのGeForce RTX 3060に匹敵するくらいの性能だと言われており、CPU内蔵GPUではあるものの、高いパフォーマンスを実現するのも特徴となっている。また、このモデルは240WのACアダプターで駆動するので、持ち運んで使いたいデスクトップパソコンとしても便利とのことだ。
また、ポータブルマウントにも対応しており、両サイドに足を付けて壁掛けで固定することも可能となっている。これにより、デジタルサイネージを動かすためのパソコンとしても最適だそうだ。
ZOTAC調べでRTX 5060 Ti搭載パソコンで世界最小のモデルがコチラ!
ビデオカードを搭載するコンパクトパソコンも2機種展示されていた。1つは、ZOTAC調べで、GeForce RTX 5060 Ti 16GBを搭載するパソコンの中で世界最小という「MAGNUS EN75060TC Mini To THE MAX」だ。CPUはCore Ultra 7 255Hが採用されている。また、このサイズ感ながら、駆動オンは結構抑えられているとのことだ。
AI用途を想定して、ビデオカードはメモリーが16GBのものを採用。従来モデルと同様330Wとなっているので、問題なく運用できそうだ。
その隣にあったのが、MAGNUS EN75060TC Mini To THE MAXと比べると少し大きいが、それでも十分コンパクトな「MAGNAS ONE EU275070C」だ。こちらはサイズが少し大きくなる分、ビデオカードはGeForce RTX 5070が採用されており、このサイズ感ながらかなり快適にゲームプレイが可能となっている。
ただし、こちらのモデルはハイパフォーマンスに特化している分、駆動音は結構大きいとのことだ。展示モデルからも確かにファンの音が聞こえてきたが、ヘッドセットを付けてのゲームプレイであれば、気にならなさそうな程度ではあった。さすがにヘッドセットを外してゲームするという場合は気になるだろうなとも思った。
とはいえ、こちらのミニパソコンはどちらかというとBtoB寄りの製品となる。その観点からの特徴でいうと、従来モデルからサイズが変わっていないという点がある。これにより、従来モデルを複数運用していたという場合でも、設置場所のサイズ感を変えることなく入れ替えて導入できるというわけだ。
なお、MAGNAS ONE EU2750Cと同じケースでGeForce RTX 5070 Tiを搭載する「MAGNUS ONE EU27507TC」も準備中とのことだ。
そのほか、コンセプトモデルとして、Core Ultra 7 255Hと、Axelera Metis M.2 AIPC AI アクセラレーターカードを4基搭載するミニパソコン「ZOTAC AI PC WITH M.2 AIPC ACCELERATOR」も見せてもらった。こちらは、開発中のモデルのため、登場時期などはまだ不明とのことだ。
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