Elgatoの製品やソフトウェアも複数登場
これは気になる! CORSAIRからまさかのDIYキーボードが登場、自分好みにカスタム可能
2025年05月23日 09時30分更新
プロの放送に必要な機材をオールインワンに
ボタン操作で熟練スタッフじゃなくても使える!
続いてElgatoの新製品を紹介しよう。まずは、BtoB向けのデバイスで、プロの放送やライブ向け制作用に設計されたデバイス「Stream Deck Studio」から。こちらのデバイスは32個のカスタマイズ可能なLCDキーを備えており、ソフトウェアと組み合わせることで、さまざまな放送用ハードウェアやソフトウェアと同様の操作が可能になる。
放送機材は、カメラスイッチだけでなく、音響や照明などそれぞれにコントローラーを使う必要があり、それぞれの機材がそれなりに高額だ。しかし、Stream Deck Studioを使えば、これらの操作を一括で行なうことができるほか、ソフトウェア「Bitfocus Companion」を使って自由にカスタマイズできるのも魅力となっている。
また、ボタンによる簡単操作のため、各機材の操作を一から説明することなく、「このボタンとこのボタンを順番に押していけば大丈夫」といったように説明すれば、熟練スタッフでなくても操作できるのも特徴だ。
Stream Deckをネットワーク経由で利用可能にする「Stream Deck Network Dock」
Stream Deckの関連製品として、「Stream Deck Network Dock」が登場した。Stream Deckをイーサネット経由とPoEを可能にするデバイスで、接続すればPCやUSB接続ナシでStream Deckを電源供給・設置・運用できるようになる。
Stream Deckのモジュールも登場した。Stream Deckの外側を外した、モジュール部分のみの製品で、基本的には海外の需要を想定した製品となっている。というのも、海外では外枠を取り外して、自分の好みの枠を3Dプリンターで製造し、それにモジュールをはめ込んで使うという方法が割と人気とのこと。日本ではそういった需要が少ないため、発売予定は今のところないそうだが、反響があれば検討するとのこどだ。
Stream Deck本体も、新たに四角いボタンでタクタイルな操作感になった「Stream Deck Scissor Keys」を発売する。これまでのStream Deckは、丸みを帯びたボタンだったが、素早く操作する際に操作ミスが起こる可能性があり、これをできるだけ防ぐために、今回の製品を開発するに至ったのだという。
Stream Deckをデスクトップ上で使える拡張ソフトウェア登場
配信画面をより簡単にこだわれるOBS Studio用のソフトウェアも
Elgagtoからは、新しいソフトウェアも登場している。1つは、Stream Deckをデスクトップ上で使えるようになる「Virtual Stream Deck」だ。こちらは、ハードウェアのStream Deckシリーズを持っている人向けの拡張機能で、デスクトップ上にStream Deckのボタンを表示し、同じように使えるというもの。
Stream Deckを接続するとソフトウェア上から選択することができるようになるため、ハードウェア所有者のみの機能となっている。なお、1ヵ月接続が確認できないと使えなくなるとのことだ。
カメラ用のソフトウェア「Camera Hub 2.0」では、簡単にLUTが調整できるようになった。これにより、ウェブカメラでもプロのようなフィルターが利用可能になるという。プリセットも無料/有料で用意されているので、インストールすればすぐにその設定で利用可能なのもポイントだ。
そのほか、OBS Studio用のプラグイン「Marketplace Connect for OBS」も発表。配信時によく使うトビラやシーンコレクションを無料/有料でインストールすれば自動でセットアップして使えるというもの。配信を始めたいけど、なかなかこだわるにはどうしたらいいかわからないという人にオススメのツールとなっている。また、さらにこだわるために自身で用意したシーンも、簡単に差し替えることが可能だ。
以上がCORSAIRのゲーミングデバイスとElgatoの新製品および新ソフトウェアとなる。個人的に気になるのは、カスタムキーボードのMAKR 75 DIY キーボードとVirtual Stream Deck。自作キーボードは挑戦してみたいものの、ハードルが高いイメージがある。そんな中、CORSAIRからカスタムキーボードが出るとは思っていなかったので、ぜひ使ってみたいと感じた。
また、Virtual Stream Deckは、サブディスプレーにStream Deckのボタンを用意できればいいなと思ったことはあったので、願ったりかなったりというわけだ。発売時期が未定のものも少なくないので、気になる製品がある人は、後報をチェックしよう。
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