前回に引き続き、キヤノンの「EOS R50 V」。前回は動画カメラだーってことで4K動画からの切り出しを推してみたけど、EOSだから当然普通に写真も撮れるわけで、望遠系のズームレンズも用意して猫と遊ぶべく出かけたのである。
動画の「V」がついているけど、立派なEOS Rシリーズなのだから、写真を撮るのに使わない手はないのである。もちろん猫瞳AFもついてるしね。
そして、ちょっと用事があって自転車で出かけた帰り、ちょいと寄り道して猫のいる駐車場を覗いてみたのである。ちょっと離れたところにちょこんとキジトラが座っていたので、自転車を止め、55-210mmの望遠ズームレンズを付けてしゃがんでレンズを向けると、いきなり立ち上がってこっちへ歩いてくるではないか。
でもちゃんとピント合わせ続けてくれました。猫撮りカメラとしてもいけそうじゃないか。
すばらしや。この猫、人を見ると靴で爪を研ぐ猫として巷で有名で……とりあえず近所の人には有名で、人なつこいので大人気らしい。
そして今回、爪を研がれてる靴の撮影に成功した。今回は動画ではなく静止画で……といった舌の根も乾かぬうちからもうしわけないが、つい動画でとっちゃったのでそのヒトコマを。
頑丈な靴を履いていてよかった。そうこうしてたら、ご近所の方らしき女性がおふたりやってきたので挨拶すると、ひょいとしゃがんでうれしそうに猫を撫でだしたのである。片方はサンダル履きだったけど、猫は爪を研ぎにいかず。ちゃんとわかってるようである(冒頭写真)。えらいもんだ。
とおりすがりの近所の人がひょいと撫でていく猫って良いですな。撫でられてフリーズしてる姿をもう1枚。
もう1匹、駐車場の車止めに隠れてるキジトラのハチワレを発見。
顔をちょっと出して観察してるのがよいですな。この駐車場にいた猫をもう1匹いこう。もっといるはずだけど、この日に出会ったのは3匹なのだ。離れたところで延々と毛繕いしてたので、遠くからそっと望遠で、見事なL字開脚を。
てな感じでありました。EOS R50 Vは動画向きの仕様でファインダーはないけれども、どうせ低い位置の猫を撮るときはファインダー覗けないし、ファインダーがないぶん上面がフラットでバッグへの収まりもいいし軽いので携帯性高いし、中身はEOS Rなので当然といえば当然なのだが、写りもいいしでカジュアルなミラーレス一眼としても結構楽しかったのである。これはこれでありかも。
最後はおまけでうちの猫を。
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筆者紹介─荻窪 圭

老舗のデジタル系フリーライター兼猫カメラマン。今はカメラやスマホ関連が中心で毎月何かしらのデジカメをレビューするかたわら、趣味が高じて自転車の記事や古地図を使った街歩きのガイド、歴史散歩本の執筆も手がける。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『古地図と地形図で楽しむ東京の神社』(光文社 知恵の森文庫)、『東京「多叉路」散歩』(淡交社)、『古地図と地形図で発見! 鎌倉街道伝承を歩く』(山川出版社)など多数。Instagramのアカウントは ogikubokeiで、主にiPhoneで撮った猫写真を上げている。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/
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