日本の玄関「成田国際空港」従業員を結束させて一つのコミュニティに! eスポーツ大会「NARITA Commu Fes 2025」を開催
2025年05月27日 17時00分更新
日本と海外の玄関口として国内最大級の空港の一つ、成田国際空港(以下、成田空港と記す)。インバウンド増大への対応や、C滑走路と呼ばれる新滑走路の整備などの空港機能の強化によって現在の30万回の発着容量が50万回に増大すると期待されている。
その空港という巨大施設を支える職員は現在約4万人。発着容量が50万回に達するころには約7万人の職員が必要とされている。空港内にはJAL、ANA等の航空会社以外にも様々な企業があり、これからの成田空港の成長を共に紡いでいくために、一体感のある成田空港というコミュニティを形成していきたい。そのように企業の垣根を越え、空港内従業員の交流を促進させるeスポーツ大会「NARITA Commu Fes 2025」が5月16日、空港内で開催された。
空港内従業員の交流促進を目的としたeスポーツ大会はこれまでにも2回開催されている。過去の大会では各社の混成チームの対抗戦であったが、今回は企業別にチームを編成したチーム対抗戦となった。また、オーディエンスと呼ぶ各社の応援団も多数来場したほか、オーディエンスに向けた参加企画も行われ、会場全体で盛り上がれる仕掛けが満載のイベントとなった。
予選ラウンドはアナログ対決!
「NARITA Commu Fes 2025」ではeスポーツコンテンツ以外の、クイズなどのアナログ要素も取り入れたラウンド1~4の予選が行われ、5人1組のチームが獲得した得点の合計上位4チームが決勝戦に臨む。予選はクイズが2回、モルックチャレンジ、そしてけん玉チャレンジの4企画が実施された。
ラウンド1は「従業員常識クイズ」。成田空港に勤めている従業員なら知っていて当たり前(?)という問題が出題される。
例えばこのような問題。毎日見ているはずなのに、いざ聞かれると意外に間違えるもの。身近なことだけに間違えたときに悔しそうにするチームが多かった。
ラウンド2はモルックチャレンジ。ここでゲストのラパルフェのお二人が登場。都留氏は「阿部寛」、尾身氏は「堺雅人」の扮装で登場し、生で見るモノマネに会場は大盛り上がり。チーム対決の前には模範演技に挑戦したほか、競技中は各チームを回ってインタビューをするなど、会場を沸かせていた。
予選ラウンド2回目のクイズは成田空港検定!?
ラウンド3はけん玉チャレンジ。けん玉を皿に乗せれば得点して次の人へ。連続で皿に乗せると得点が増えていくが、皿に乗らないと得点はリセットされて0点からやり直しとなる。
予選最後となるラウンド4は「成田知識クイズ」。「成田空港出発1番機はJAL947便のサイパン・グアム行きでした。さて、ラパルフェ都留さんのものまねレパートリーで一番最初に思いついたネタはどれでしょうか」と、ゲストにまつわる問題も登場。答は「ウッディ」。
他のクイズをいくつか紹介しよう。
「成田空港が開港したのは1978年5月20日で開港47年目となりますが、この中で同じ1978年に出来た施設はどれでしょうか」
A:東京ディズニーランド B:東京ドーム C:池袋サンシャインシティ D:SHIBUYA109
「現在約4万人いる空港従業員は今後の空港機能強化で約7万人まで必要となるが、次の内(令和7年4月1日時点で)人口7万人に一番近い自治体はどれか?」
A:富里市 B:成田市 C:銚子市 D:香取市
ここまでで予選は終了。オーディエンスが参加するクイズ大会をはさみ、決勝に進んだ4チームが発表される。予選通過は
1位:NAAセーフティサポート
2位:ジェイ・エス・エスA
3位:ジェイ・エス・エスB
4位:JALグループB
の4チーム。1位のNAAセーフティサポートチームはけん玉チャレンジで16人連続皿乗せに成功して大量得点を稼いだことで、予選トップ通過となった。
決勝はeスポーツ対決! ホームランを撃ちまくれ!
決勝ラウンドは「パワプロ対決」。篠原氏は「ようやくeスポーツです。ここまで2時間半掛かりました」と会場から笑いを誘う。使用モードは「ホームランアタック」で、各チームの代表がホームラン競争を行い、その得点を競うというもの。ホームランはその飛距離によってボーナスがあるが、打てなかった場合はマイナス点になるので油断はできない。
ここまですべての企画が終了。優勝はJALグループB。予選4位通過から3打席3ホームランに加え、飛距離ボーナスなどを稼いでの優勝となった。優勝したJALグループBにはディズニーペアチケット、副賞としてレッドブル1ケースがチーム全員に一人ずつ、きのこの山・たけのこの里各80個がチームに送られた。
オーバーツーリズムが問題になるほど来日する外国人が増えている昨今。空港機能強化による発着容量の拡大もあり、ますます来日外国人が増えることが予想される成田空港。今回のイベントには下記24社が参加したが、1つの空港という施設を支えるコミュニティがこのようなイベントを通して結束し、日本の玄関でのお出迎え役として力を発揮してくれることを望んでやまない。
●「NARITA Commu Fes 2025」参加事業者一覧 ※五十音順
株式会社ANA Cargo
ANA ケータリングサービス株式会社
ANA システムズ株式会社
ANA スカイビルサービス株式会社
ANA 成田エアポートサービス株式会社
ANA FESTA 株式会社
ANA ラインメンテナンステクニクス株式会社
インターナショナル・カーゴ・サービス株式会社
株式会社エアージャパン
NAA セーフティサポート株式会社
空港ターミナルサービス株式会社
株式会社グリーンポート・エージェンシー
一般財団法人 航空保安事業センター
国際空港上屋株式会社
株式会社ジェイ・エス・エス
ジェットスター・ジャパン株式会社
株式会社JAL カーゴサービス
株式会社JAL カーゴハンドリング
株式会社JAL グランドサービス
株式会社JAL スカイ
株式会社セノン
全日空商事デューティーフリー株式会社
西鉄エアサービス株式会社
日本空港サービス株式会社
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