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JN-DMD-IPS185Fをレビュー

これ欲しいわ!18.5型フルHD液晶を2枚搭載するデュアルモバイルディスプレー

2025年05月24日 10時00分更新

文● いちえもん 編集●ジサトライッペイ/ASCII
提供: 株式会社JAPANNEXT

2つの機器で使える「独立表示」が真骨頂!?

 JN-DMD-IPS185Fの画面表示モードは豊富だ。下画面の右側にあるコントロールボタンを押すと、2画面を広く使える「拡張」、同じ画面を2画面に表示できる「コピー」、2画面まるごと使える「接続表示」、2種類の映像入力ソースを上下別々に表示できる「独立表示」に切り替えられる。

上の2つのボタンは上画面用、下の2つのボタンは下画面用だ。具体的に言うと、①は上画面の入力ソース切り替え、②は上画面の操作ボタン。③は下画面の入力ソースと画面表示モードの設定、および電源ボタン(操作の決定も含む)、④は下画面の操作ボタンとなる

画面表示モードはこのようにした画面のオーバーレイで選択できる

こちらは「接続表示」

そして、こちらが「コピー」となる

 ひときわ異彩を放っている画面表示モードは、やはり「独立表示」だろう。使用例としては、下画面にノートPCを、上画面にPlayStation 5を表示させるなど。上下の画面に別々の入力ソースを表示できるため、”ながら作業”に向いている。

 筆者はゲーム系の仕事もしているのだが、これは仕事がおおいにはかどると感じた。上画面でレビュー対象のゲームをプレイし、下画面で記事執筆をするといった使い方ができるからだ。試用中、「このディスプレー、マジで欲しいな……」と、購買欲がむくむくと湧いた。

ノートPCの画面を下画面に拡張させ、上画面はにPlayStation 5の映像を表示

 「表示画面フリップ機能」も興味深い。2枚縦に並べた状態から上画面を反対側に折り曲げると、画面の向きが自動で反転する機能だ。

 1人はノートPCで仕事を、向かいに座るもう1人はゲームをプレイするといった、“画面のおすそわけ”もできるのでは? と思った次第だ。

折り曲げると表示画面が自動で反転する

一方は仕事、もう一方はゲームといった使い分けもいける

 この機能は対面コミュニケーションにも向いている。各パネルを独立して使えるので、省スペースで2枚のディスプレーを運用できると考えれば、会社のフリースペース用ディスプレーとしても有用なのではなかろうか。

ビジネスシーンでも利便性が高そうだ

まとめ:約7万円の高価も納得、これ欲しいわ!

 JN-DMD-IPS185Fは筆者が求めていたモバイルディスプレーだ。もちろん、万人向けのモデルじゃないことは百も承知である。直販価格は6万9980円と、ほかのデュアルモバイルディスプレーよりも少々割高なことは否めない。しかし、18.5型ディスプレー2枚ぶんのサイズ感はデスクトップPC用としてほど良く、さまざまなシーンで活用できるはずだ。

 用途の幅を広げる豊富な画面表示モードもいい。特に、省スペースで下画面は仕事用、上画面はゲーム検証といった同時作業ができる「独立表示」は、筆者のニーズにドンピシャで応えてくれた。ゲームレビューやPCレビューの1台にふさわしく、筆者にとっては明確に「おトク」だと感じた。

 「いいか、いちえもん。欲しいと思った時が買い時だぞ」と、ジサトライッペイも昔言っていた気がする。買うか・買わないか、好きか・嫌いかのポイントは人それぞれだが、とにかく筆者は胸を突き破らんばかりのときめきを感じた。あとは、財布が許すか・許さないか。そこが問題だ。

JN-DMD-IPS185Fの主なスペック
パネル 18.5型IPS(HADS、非光沢)×2
解像度
(アスペクト比)
1920×1080ドット(16:9)×2
表示色 1670万色(sRGB:98%)
輝度 250cd/m2
コントラスト比 1000:1
視野角 178度(水平)/178度(垂直)
リフレッシュレート 最大100Hz
応答速度 8ms
インターフェース USB Type-C×3、Mini HDMI 1.4×2、オーディオ出力ほか
スピーカー 2W×2
チルト -
高さ調節 -
スイーベル -
ピボット -
サイズ/重量 約422(W)×18(D)×515(H)mm/約2.6kg
その他 HDR10、VESAマウント(75×75mm)
直販価格 6万9980円
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