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MSIのQD-OLEDパネル搭載モデル「MAG 271QP QD-OLED X24」レビュー

残像感ゼロの喜び!ゲーミングPCを最高の環境にするなら一択のOLEDディスプレーが価格ダウンで登場したので極上体験してみた

2025年05月27日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 レイトレーシングでプレイできる「サイバーパンク2077」を試してみたが、ヌルヌル動く映像は美しく、激しい動きでも残像感なくプレイできた。フレームレートは160Hz程度なので、240Hzでも十分なスペックだ。

 また、FPSゲームの「Apex Legends」もプレイしてみたが、こちらは線光源が多く、高速で左右に振ると、それが目に残るもののプレイにはそこまで支障にはならない。これは、ディスプレーの問題というより、肉眼での能力によるところが大きい。

 PS5でもプレイしたが、1440p/120Hz/HDR機能にしっかり対応。120Hzでプレイできる「フォートナイト」も残像感なくプレイでき、逆光表現が美しい「グランツーリスモ7」は、逆に眩しくてプレイしづらくなるぐらいだ。

PS5では1440p/120Hz/HDRに対応

 もちろん、ゲームだけでなく、クリエイティブな作業にも向いており、Adobe「Lightroom Classic CC」での写真の現像作業も、色味の調整がしやすく、拡大してのスクロールもヌルヌル動いてくれるので、作業が捗る。普通にWebサイトを閲覧する際も、スクロールしながら文字も認識できるので、目も疲れにくいし、サクサクと閲覧可能だ。

Adobe「Lightroom Classic CC」で写真現像したが、作業領域も十分で、拡大したときのスクロールが見やすいので、作業しやすかった

11万円台まで抑えられた価格設定でQD-OLEDモデルをゲットだ!

ゲーミングディスプレーとしてはもちろん、クリエイティブ作業や動画閲覧にも適している

 本製品の実売価格は、11万9800円でAmazon限定での販売だ。上位モデルから約3万円安い価格設定となっており、より購入しやすくなっている。

 機能的には、KVMスイッチやUSB-C接続、PIP/PBP、PCから設定操作できるなどが省かれているものの、ゲーミングディスプレーとして重要な要素や広色域というメリットは、しっかり確保されているので、そのぶんQD-OLEDを安く手に入れられるのであれば、本製品を選択するのは大いにありだろう。

 工場出荷時に色精度を「Delta E≤2」に抑えたキャリブレーションを実施しているので、クリエイティブなユーザーも安心して利用できるので、ぜひ検討してほしい本製品。予算があれば、最高の環境を手に入れるチャンスなので、夏のボーナス払いでぜひ!

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