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MSIのQD-OLEDパネル搭載モデル「MAG 271QP QD-OLED X24」レビュー

残像感ゼロの喜び!ゲーミングPCを最高の環境にするなら一択のOLEDディスプレーが価格ダウンで登場したので極上体験してみた

2025年05月27日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

インターフェースを見直しLEDイルミネーションが省かれる

 外観のデザインとしては、背面部分は若干変更があったものの、上位モデルに比べそれほど大きな変化は見られない。高い熱伝導性のグラフェンフィルムと専用設計されたヒートシンクの採用はそのままで、冷却ファンを必要とせず効率よく放熱されるため、パネル周囲部分はかなり薄くなっている。

背面は、上位モデルから若干デザイン変更され、MSIのエンブレムが施されている

 インターフェースは価格を下げるために見直され、HDMI 2.1(HDCP:2.3)×2、DisplayPort 1.4a(HDCP:2.3)×1、ヘッドホン出力×1のみとなり、シンプルな構成になった。電源内蔵型はそのまま維持されており、設置時にコンセント問題で悩むことはない。

インターフェースは、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a×1、ヘッドホン出力×1のみに

 また、上位モデルにはLEDイルミネーションが搭載されていたが、本製品では省かれている。LEDイルミネーションがあるとゲーミングディスプレーらしいのは確かだが、最近のMSI製品でも非搭載モデルが多くラインアップされている。設置したときに背面が壁の場合は直接目にしないので、それで価格が下がるのであれば、そのほうがありがたい環境の人もいるだろう。

 OSDの操作は、スティックタイプのナビキーを採用しており、操作性は問題ない。暗部も自然に見やすくする「AIビジョン」やティアリングを抑える「Adaptive-Sync」機能を搭載。画面のちらつきを抑える「アンチフリッカー」や目の疲れを低減する「ハードウェアブルーライトカット」も備えており、目に優しい設計になっている。

ナビキーは本体中央の下部背面にある。電源ボタンもこの場所だ

OSD画面もセンター下に表われるので、ナビキーで操作しやすい

はっきりくっきり高画質でプレイできる喜び

 実際に設置してゲームをプレイしてみた。サイズは約609(W)×242(D)×416(H)mmと、上位モデルとほぼ変わらず、調整機構もスイベルが左右30°、チルトが-5°~20°、高さ調整が最大110mm、ピボットは左右90°と同じだ。こうした調整機構を省かなかったことはありがたい。

スイベルは左右30°

チルトは-5°~20°

高さ調整は、最大110mm

ピボットは左右90°

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